「ウエルネス@タイムス」第32号 ヘッドライン
人生、いいこともあれば、悪いこともあります。
2024年3月8日、京都に向かう朝、東京駅に行くと、新幹線入口付近に人が屯して
いました。山陽新幹線内で人との接触事故があって、新幹線が動いていなかったのです。
その影響で2時間近い遅れが生じていました。運転は再開したとアナウンスはされてい
ましたが、入場制限(改札が数カ所)もあってか、全然、人の列は動きません。
ちょっとした不運・小さな不幸です。
そんな中、逆に何かいいことはあったかと言えば、前のおばちゃん2人連れが「これが
よくテレビで見る光景だわよね」と、自ら当事者になったことをネタにしていました。
普段は体験できない貴重なニュースの現場で、その当事者になれたというわけです。
虫の知らせもあり、京都の約束はキャンセルしていたので、とりあえずの問題はありま
せん。大幅な遅れにあったとはいえ、無事、京都に着きました。
新幹線では1月23日にも、ヒドイ目にあっています。用事を済ませて、新潟に帰ろう
と東京駅に行ったところ、大宮付近での電線事故により上越・東北新幹線が運休。一日遅
れで帰宅したことがありました。何かと小さな不運・不幸が続いていました。
それもまた、日本を正月早々、能登半島地震など、様々な不幸が襲う中、小さな不運・
不幸は大きな不運・不幸のいわばガス抜きになるのではないかと思って、かえって良かっ
たと考えるようにしています。
とはいえ、虫の知らせはバカになりません。
3月14日には、誰の命日か、思い当たる先祖はおりませんが、気になって菩提寺であ
る北山浄光寺に行ってきました。
行ったところ、お寺の本堂正面の景色は一変していました。毎年春になれば咲いていた
桜が、根元を残して、無残に切り倒されていたからです。
桜の根が育ちすぎて、水場の水漏れの原因になったり、建物に影響を及ぼしたりするた
め、伐採することは昨年、決まっていました。
その日、ついに花を見ることなくというか、見せられないまま、命を終えたわけです。
伐った枝を積んだ軽トラックの荷台は、まるで映画になった、学校で大切に育てた豚が
畜産処理場に送られていく様子を思い出させます。
虫の知らせというか、桜に呼ばれて行ったその日は、花の命日だったのです。
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「ウエルネス」とは、私たちが暮らす世界を健全で、より良き状態を維持するために、必
要とされる普遍的な価値であり、目標とすべき考え方・生き方です。
もともと「ウエルネス」Wellnessは、英語の形容詞Well(良く、健康な)
に、名詞を表すnessからできています。一般的には健康な社会生活を送るため、食生
活の改善や適度な運動などを、総合的に取り入れた生活スタイルを意味します。
広義には身体的、精神的な健康に限らず、その基盤となる環境の健康、社会の健康をも
含めた考え方・生き方を言います。
「ウエルネス@タイムス」は、人々の健康・安全とともに、広く世の中の健康・安全に役
立つ情報を、フレキシブルに提供するソーシャル・メディアを目指しています。
ひとりシンクタンク2010 代表
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