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「健康酸素マスター講習会」100回記念と「登山医学」論文  酸素の重要性を富士登山で検証しました!

 

 「健康酸素マスター講習会」100回記念と「登山医学」論文
  酸素の重要性を富士登山で検証しました!



 「酸素の話」とエベレスト

 酸素は空気のような存在で、目には見えません。辞書には「無色・無味・無臭、燃焼や

呼吸に必要な気体元素。記号O」と出ています。空気は酸素が5分の1、残りの大半を窒

素が占めています。

 酸素も空気も、その存在なくして生物は生きることができませんが、あまりに当たり前

の存在のためでしょうか、科学的にすべて解明できているわけではないようです。

 酸素補給水WOXを開発した「メディサイエンス・エスポア」の松本高明代表は「すべ

ての病気の原因は酸素欠乏症である」との野口英世博士の言葉から酸素の重要性に着目。

酸素関連商品の開発に取り組んでいます。その際、最初に気がついたことが、酸素に関す

る研究論文や書籍がほとんどないことでした。

 そんな中、現在、手に入るもっともポピュラーな書籍は「生物を育んできた気体の謎」

という副題がついた三村芳和著『酸素の話』(中公新書)です。


 本の口絵は1981年10月、エベレスト頂上で肺胞中ガスを摂取するクリストファー

・ピゾ博士の写真です。

 そして、第1章は「山に登ると、どうして息が切れるのか」というタイトルで、章ごと

の扉に著者の撮影した山の写真が掲載されています。運動、特に登山では、いかに酸素が

重要か身をもって体験できるからです。

 事実、三村氏が最初に酸素に興味を持ったきっかけは、大学時代に3000メートル級

の登山での苦しさを体験したことだということです。



 「登山学会」論文とWOX

『酸素の話』は、その高山に登ったときの話から始まって、本来、有毒の酸素がいかにし

てつくられ、生物に必要なものになっていったのか、地球創世時からの酸素の変遷をたど

りながら、エネルギーをつくる酸素の役割、活性酸素とのつきあい方、そして病気との関

連などを論じています。

 著者が最初にやった研究が、酸素が少ないと全身の蛋白質が壊れるという研究です。細

胞の活動は、蛋白質をつくっては壊し、これを繰り返しています。そのため、酸素を多く

してやると、蛋白質がどんどんつくられていくというものです。

 酸素がエネルギーをつくる上で欠かせない存在だということを証明する内容で、アメリ

カの一流外科雑誌に載ったということです。

 日本でも富士登山での「飲むことによって酸素を補給する」酸素補給水WOXの効果を

実験・検証した貴重な研究論文が、2022年12月に発行された「登山医学」(第42

号)に掲載されました。

 NPO法人QOLサポート研究会の企画委員でもある鶴見大学歯学部助教授、日本登山

学会理事の野口いづみ氏による「富士山山頂(標高3776m)における酸素補給水が低

酸素症に及ぼす効果」のタイトルで「脈拍数、動脈血酸素飽和濃度、末梢組織酸素飽和濃

度の変化」を検証した結果を論じたものです。



 「酸素水」とWOXとのちがい

 論文は1.序言、2.対象と方法、3.結果、4.考察および、末尾の文献などからな

っています。

「序言」では、実験に使用した酸素補給水(WOX)と、一般に市販されている酸素水と

のちがいを明確にしています。

「いわゆる『酸素水』は多数あるが、飲用しても酸素摂取に有効性は見られないという報

告が多い」としている中、2001年のウサギの研究では「酸素溶解水を経管投与したと

ころ、酸素は胃から腹腔、門脈へ広がり、容量依存性が確認された」とする報告を紹介し

ていますが、もともと「この実験で用いた酸素溶解水は製造後2時間で酸素濃度が半減す

るもの」だということです。

 現在、市販されている多くの「酸素水」は、同論文の指摘通り、細かなバブル(泡)を

高速旋回式、加圧溶解式、電気分解式などにより発生させているものです。

 方法により、泡の種類(大きさ)発生量、持続時間などが異なりますが、その特徴に関

して、著者は「これらの『酸素水』は、開栓すると、短時間で酸素濃度が低下するが、酸

素補給水は開栓した状態で長時間放置しても、溶存酸素濃度を高濃度に維持することが観

察されている」として、WOXとのちがいを明確にした上で、生体へ及ぼす効果について

検証しています。

 三村氏同様、野口氏も登山を趣味として、高所、低酸素環境における低酸素症について

研究してきました。

 よく知られているように、高所では気圧の低下とともに、酸素量も低下し、低酸素状態

となって、頭痛などの高山病症状が起きてきます。

 検証の場となった富士山頂の気圧は、平地の約64%です。従って、SpO2(経皮的

動脈血酸素飽和濃度)は90%以下になるということです。

 事実、2016年の「登山医学」第36号で、富士山山頂の短期滞在者の覚醒時のSp

O2は80%台前半であることが報告されています。

 今回の検証は、このような低酸素環境下においては平地以上にWOXの酸素補給効果に

関して、SpO2への効果、合わせて末梢組織酸素飽和度(StO2)への効果を観察で

きるのではないかと考えての取り組みです。

 具体的には、富士山山頂における脈拍数、SpO2、StO2を測定、検討したもので

す。



 酸素補給水WOXの効果

「対象と方法」に関しては、実験は富士山山頂の測候所跡地に夏期に設置された研究施設

で行われています。対象は、健康成人9名(男性6人、女性3人)です。

 被検者は朝に首都圏の自宅を出発、富士吉田登山口で1時間滞在した後、登山を開始し

、当日夕刻、研究施設に到着しています。

 実験は翌日の午前中に実施。測定項目は脈拍数、SpO2、StO2です。

 測定の手順は最初に各自測定した数値を把握した上で、酸素補給水WOX(500ml

)を飲用。45分間、安静を維持させるというもので、飲用開始15分前から安静終了ま

での60分間の変化を記録、データ化しています。

「結果」は「脈拍数は、飲用開始5分前値は80.9±7.8回/分で、飲用開始15分

後値から35分後値まで減少した」というものです。

 詳細は同論文に譲りますが、SpO2は「飲用開始5分前値は、80.0±7.2%で

、5分後値から15分後値まで上昇し、30分後値と35分後値で低下した(最大の上昇

は5分後値での82.5±8.8%)」、StO2は「飲用開始5分前値は68.1±8

.8%で、飲用開始15分後値から測定終了の45分値まで上昇した(最大の上昇は25

分値の68.6±2.5%)」と、それぞれ酸素補給による効果が数値化されています。

 結果を受けての「考察」では「富士山山頂にて酸素補給水を飲用すると、脈拍数は飲用

開始15分後から20分間減少し、SpO2は飲用開始5分後から10分間上昇し、St

O2は飲用開始15分から測定終了までの30分間上昇した。SpO2は飲用開始直後か

ら上昇するが、StO2はそれよりも遅く生じ、長く持続することが示された」とあり、

以下のように記されています。

「脈拍数の減少は、酸素補給水の飲用によって、低酸素症が改善され、脈拍数の増加が軽

減されたことを示していると考えられる」

「SpO2は飲用開始後すぐに上昇し、このことは酸素補給水の体内への吸収と運搬が速

やかに生じた可能性を示す。同時に、低酸素性低酸素症に対して、酸素補給水が改善効果

を示すと思われる」

「他方、StO2は15分から上昇し、高値をほぼ維持している。このことは、SpO2

の低下は軽度で低酸素症の悪化は起こっていないことを示唆する」

 要は、WOX飲用以外に変化の要因は考えられないというわけです。

 もっもと「可能性」および「示唆する」といった曖昧な表現なのは、科学的な因果関係

が必ずしも明確ではないため「今後の検討が必要である」と、同論文は結ばれています。



 第100回記念講習会

 松本代表の話では「WOXを飲むと、何でこんなに体が動くのかと、登山学会で話題に

なっている」ということです。

「登山医学」論文での検証結果は、2023年1月19日に行われたNPO法人「QOL

サポート研究会」の100回記念「健康酸素マスター講習会」で紹介されたWOX愛用者

に、フィギュアスケートの羽生結弦選手をはじめ多くのアスリート、スポーツ選手がいる

ことからも、よくわかります。

 講習会では、最初に実際に酸素補給水WOXを飲むと、血中酸素飽和濃度がどう変化す

るか、血流の変化を見る実験を行っています。

 コロナ後、パルスオキシメーターはすっかり有名になりましたが、毛細血管観察器(血

流スコープ)を使った毛細血管の画像は、指先の毛細血管に実際に血液の流れる様子が映

し出されるため、初めて見る人にはちょっとした驚きと感動を与えます。「生きている」

ことを実感できるような感覚があるからです。

 同講習会では、松本代表がQOLサポート研究会並びに酸素の重要性と健康酸素マスタ

ーについて、大まかな解説を行った後、より酸素への理解を深めるため、講師の「国際毛

髪科学研究所」井上哲夫所長が酸素と健康・美容について、より詳細な解説を行っていま

す。

 酸素の役割と重要性を理解した上で、いかに酸素を取り入れるかに関しては「メディサ

イエンス・エスポア」の技術担当・清水清太郎氏が、姿勢とともに、呼吸の鍛練(複式呼

吸)、運動の励行の重要性について解説しています。

 同時に、そこには個人差並びに限界もあります。それこそが、飲む酸素補給水WOXの

開発目的だったわけです。

 近年の地球環境の変化、加齢や疾病による心肺機能の低下から来る酸素摂取不足を補う

ものとして、消化管からの摂取ができるWOXの活用が有効な理由です。


 酸素はエネルギーである!

 100回記念講習会に参加してわかることは、いろいろありますが、そんな中で興味深

かったことは、テレビで見ない日はないというお笑い芸人(明石家さんま)が昔からのW

OXファンだったということです。

 テレビや舞台で機関銃のようにしゃべり詰めの彼は、聞くところによると、私生活でも

似たようなもので、さすがにあれだけしゃべり続けていると、酸素不足になるようです。

呼吸による酸素補給では追いつかない部分をWOXで酸素補給をしているのです。

 松本代表が強調していたことの一つは、酸素=エネルギーだということです。

 われわれは毎日、食事をします。一食で得るエネルギーを○○カロリーと、その数値を

基準に、足りないあるいは取りすぎという形でチェックしています。ところが、食物(栄

養分)をエネルギーに転換する際に、十分な酸素があれば、理論上、そのすべてがエネル

ギーに変わります。

 つまりは太ることはないということです。よく「お米は太る」と言われていますが、そ

れは酸素が十分ではないため、エネルギーに転換できなかったカロリーが、脂肪等の栄養

分として体内に蓄えられるということです。

 そこでは、仮に十分な酸素があれば、全部がエネルギーに変えられるため、太ることは

ありません。ということから、考え方によっては、酸素はエネルギーだと言えないことは

ないというわけです。

 その他、酸素と水に関する様々な情報が満載の100回記念の「健康酸素マスター講習

会」については、次回、改めてレポートしたいと思います。






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