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「山脇学院の未来を考える会」からの告発メール 乗っ取りという「悪事」を犯した“善人”たちに告ぐ!(第3弾)

「山脇学院の未来を考える会」からの告発メール

乗っ取りという「悪事」を犯した“善人”たちに告ぐ!(第3弾)


山脇服飾美術学院の未来

「ウエルネス@タイムス」編集部にメールが送られてきた「山脇学院の未来を考える会」の実態は、定かではないとはいえ、山脇服飾美術学院の問題が、いまに始まったわけではなく、古くからの問題であることがよくわかる内容となっています。

そこにあるのは、創立ファミリーでもない清水カツ子理事長をはじめとした現体制に都合の悪いことが起きれば、手軽な対処法で対応する。その結果の「山脇ギャラリーの教室化」、「山脇ビルの売却」、「巨額の寄附金の流用」との事実は、突然、他人の資金や権利を表面上、手にした本来の“善人”たちが、悪事を犯すことになるという典型的なパターンです。

とはいえ、その舞台はビジネス主体の実業界、企業と密接なつながりがあると同時に、その根本的な使命・在り方を教える教育の場です。創立者・山脇敏子氏の理想を忘れ、創立者ファミリーを敵に回す同学院の「闇」の深さとともに、改めて理事長をはじめとした現体制が、教育者として、いかに相応しくないかがよくわかります。

以下「山脇学院の未来を考える会」からのメールです。

1「山脇ギャラリー」の教室化

JR・地下鉄「市ヶ谷駅」出口直結という絶好のロケーションに、クリエーターや学生たちのための場がありました。その名は「山脇ギャラリー」。靖国通りに面し、54坪という広々とした空間は、学校法人山脇服飾美術学院の創立70周年を記念して、1999年に、当時の理事長・原あやめ氏が開設したものです。

原あやめ氏は「学校にとっての一番は、いつも学生」という志を持ち、市ヶ谷の街における文化とアートの発信基地としての場を残しました。

しかし現在、このギャラリーはかつてのようには使用されていません。本来、作品展示の場として活用されるべき空間が、無理矢理「教室」として使用され、本来の目的を喪失しているのです。

その背景を深掘りすると、学校法人のガバナンス不全、不透明な資産処分計画、そして多額の寄附金をめぐる闇が浮き彫りになります。


1.創立者一族の意志を封印した「ギャラリー教室化」と収益の放棄

山脇ギャラリーは、コロナ禍で一般開放を中止したことを好機のように扱い、なし崩し的に一般利用を停止し、現在は慢性的な教室として転用されています。

作品展開催希望者がギャラリーの申し込みをする公式ウェブサイトも閉鎖されていました。これは、外部に対してギャラリーとしての活動はもう行わないという宣言に等しく、創立者一族が心血を注いだ文化的遺産を現経営陣が機能停止状態にしています。

さらに、経済的にも到底、容認できない不作為が隠されています。ギャラリーは元々一般向けの貸しスペースとなっており、その利用料は一週間で13万2000円からでした。これは正当な学校事業の収益となりますので、仮に年間30週稼働させていれば、約400万円の収入になるにもかかわらず、恒常的に多額の赤字を抱える学院は合理的な理由もなく、この利益を放棄しています。


2.学生主体とは程遠い教室運営

本来、展示空間であるギャラリーを、なぜ教室として転用しているのでしょうか。この対応には、根本的な矛盾が存在します。

学校が制作した「学校案内動画」を確認すると、2023年頃を境に、新館3階に設置されていたはずの2つの教室の紹介が削除されています。その一方で、ギャラリー内には教室相当の学生机が配置され、教室以外の場所で学生が授業を受けている状況が示されています。

もし「学生を最優先する」といった理念を持っているのであれば、このような運営形態は採られないはずです。したがって、この状況は意思決定者の基本的な価値観や運営姿勢を如実に表していると言えます。


3.ビル「老朽化」は作られた嘘か? 空調問題に見る売却へのムーブ

経営陣は山脇ビルの売却理由として「セントラル空調の老朽化」など、設備面の問題を挙げています。しかし、同じ建物に入居するテナント(3階のビジョンセンター市ヶ谷など)からは「土日はビルの方針によりセントラル空調が停止しているが、個別空調のみの利用でも夏・冬ともに支障はない」との回答が得られています。

すなわち、安価かつすぐにできる「個別空調の設置」が可能であるにもかかわらず、学校側は1階の学校区画(ギャラリーを含む)に意図的に個別空調を設置せず、性能が低下したセントラル空調による不便な環境を放置している状況です。結果として、容易に改善できる空調問題を解決せず、自ら不便な使用環境を形成し、学生には我慢を無理強いして「ビルの老朽化による売却は不可避」とする既成事実を作出し、これを売却理由として理事会において決議がなされた可能性があります。

なお、建物の老朽化を示すもっとも明確な基準である耐震診断の結果については、公式に「問題なし」と認められています。


4.巨額の寄附金とガバナンスの闇、暴走する理事会

不自然な学校運営の背後には、さらに深刻な「カネ」の問題があります。第二代理事長・原あやめ氏の娘から学院へ贈られた1億6000万円の寄附金は、本来「原あやめ奨学金」として学生のために使われるべき特定資産です。

しかし、制度設立からの支援総額はわずか1100万円程度にとどまり、寄附金の9割以上にあたる約1億5000万円の使途が不明の状態です。

さらに、吉田恭治会計顧問は、この寄附金について「理事の年金のために年利4から6パーセントで運用している」という趣旨の発言を周囲に漏らしていました。これが事実であれば、公益法人としての存在意義を根底から覆す背信行為です。

こうした異常事態に対し、清水理事長への質問状を送付したところ、返ってきたのは、「返答する必要はないと感じている」という、説明責任を完全に放棄した回答でした。

本来、理事の暴走をチェックすべき監事も形式的な監査報告を出すにとどまっており、「何もしないこと」自体が任務怠慢に問われるリスクを抱えています。


5.2029年の創立100周年に向けて

山脇ビルは、日本を代表する建築家・吉村順三の手によるモダニズム建築の傑作です。一階のピロティや都心のオアシスのような中庭には、「長く愛され、街と調和する建物」という吉村の設計思想が込められています。

「愛知県立芸術大学」が同じ吉村設計の校舎を未来に残すべき文化財として大切に活用しているのに対し、山脇服飾美術学院は「老朽化」という言葉一つで、この歴史的価値を葬り去ろうとしています。

2029年に創立100周年を迎えるにあたり、ビジョンのない清水理事長は学校の未来を担うにはふさわしくないと言わざるを得ません。解決可能な設備問題を理由にしたビル売却、情報の虚偽、ギャラリーの目的外使用は、公益法人としての社会的責任を著しく逸脱しています。

私たちは、所轄の東京都や国税局への報告、そして必要な法的アプローチを通じて、学院のガバナンスが正常化するその日まで監視と追及を続けていきます。

市ヶ谷の街角から文化の灯を消さないために。そして、学生たちが安心して「ものづくり」に打ち込める環境を守るために。

(以上、メールの内容より転載)

一日も早い、闇の解明と対応が求められます。

20余年前の悪夢!?

「ウエルネス@タイムス」の愛読者から、第56号の「山脇服飾美術学院『乗っ取り』という悪事を犯した“善人たち”に告ぐ!」を読んで、封印してきた20余年前のできごとが鮮明に蘇ってきたとのことで、次のようなメールが送られてきました。「乗っ取り」という悪事の舞台は、同じ教育産業でのことです。参考までに、転載いたします。

ごく普通に生きてきた善人たちが、ふとした状況の変化、外部からの誘惑など、ちょっとしたきっかけから、悪事を大した悪事とも思わず手を染める。それが「悪事」と気がついたときは、すでに引き返しがたく、やがて自らを偽り、自己正当化する道を選ぶ。どこにでもあることだということが、よくわかります。

私の父は一代で学習塾チェーンを設立し、頑張っておりました。

しかし、40代から病気がちで、私が高校1年のときに初回の脳梗塞発作。その後も数回、発作の度に麻痺が進行しましたが、リハビリを頑張り、母に付き添ってもらいながら会社に仕事に通っていました。

しかし、私が医師国家試験に合格し、医師として働き出したときに、風邪をこじらせ植物状態になってしまいました。自宅で母と私で植物状態の父を看病しながらの生活。

当然、会社はほったらかし(いなくてもある程度は回っていたみたい)。気がつけば、とある組織にまさに乗っ取られる状況となりました。当時、働いていた職員の一人が、とある組織とつながり、誘導されたようでした。

植物状態の父に代わって、母が一人で対応せざるを得なくなり、仕事から帰ったある日「夜中に会社に重要書類と印鑑を取りに行きたいの。何かあったときに一人だと危ないので、クルマ運転してついてきてくれない?」と頼まれ、真夜中に母と二人で、真っ暗な会社に侵入し、セコムに通報されてしまったことを、今でも鮮明に覚えています。

その後、母と弟と私の三人で、東京の弁護士さんに相談にも行きました。結局、大学通学中の弟が退学、父の会社を継ぐことになりました(20代前半です)。当時は日本で最年少の社長就任だったようです。

弟はずいぶん苦労しましたね。赤字の会社の後を継ぎ、しかも組合との談合も夜中までこなし、20代で頭髪は真っ白になっていました。

母は専業主婦で働いた経験は皆無。でも一人で迅速に対応し、完全に乗っ取られる事はなく、今も会社は継続しています。かなり手ごわい組織のようで、普通は乗っ取られる事が多いそうですが、母の手腕が凄かったのだと思います。

母の実家はかなり特殊で、子供の頃は首都圏に広大な土地を所有していて、農地改革でほとんど国に没収され、当時、大変な苦労をした祖母を間近で見ていたのでしょう。祖父はすでに戦死していましたから。ちなみに、首都圏のあるニュータウンや私立大学になっている土地は、昔、母の実家の土地だったみたいです。

母はその手腕の凄さだけではなく、その後、私に言った言葉が衝撃的でした。裏切った形の職員について「社長(私の父)が不在になり、社員たちも不安で寂しかったのでしょう」と。

まさにレポートでも“善人”が罪を犯すきっかけを作ったということを言っていますよね。母のこの言葉を聞いたとき、当時の私は「こんなに大変な思いをさせられたのに」と思ったものですが、いま改めて母の偉大さを感じずにはいられませんでした。

ここでは経営者の脳梗塞による植物状態が“善人”が悪事を犯すきっかけを用意したのと同様、山脇服飾美術学院の場合は、創立者ファミリーである前理事長の高齢による認知症が、その引き金になったようです。

その意味では、高齢化が進む日本社会を背景にした典型的な悪事であり、今後も、様々な分野で生じてくる“善人”たちが犯す悪事の数々を先取りしているとも言えます。「ウエルネス@タイムス」が注目している理由の一つです。

次回は「悪徳ワンマン理事長に首を切られた山脇教授の戦い」について、レポートする予定です。

 
 
 

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