フォトギャラリー 先祖供養は未来への投資!
俳優・柳生博の死を悼んで、八ヶ岳倶楽部を訪ねる
写真
1.八ヶ岳倶楽部
2.フルーツ紅茶
3.柳生博の遺影と思いでの品
4.緑の散歩道
5.清里・清泉寮
テレビの「ポツンと一軒家」「ソロキャンプ」をはじめ、都会を離れた自然の中での暮
らしが、注目されています。
IT社会特有の無駄な忙しさやビジネス上の人づきあいに疲れた心と体をリセットする
には、都会を離れるのが一番だと、地方移住や田舎暮らしが再び脚光を浴びています。
離島暮らしは「夢」でしかなくても、新型コロナが拍車をかけた都会と地方の2つの拠
点を持つ働き方は、理想的でもあります。
そんな生き方を実践してきた一人が、2022年4月16日に亡くなった俳優・柳生博
さんです。
テレビ朝日系クイズ番組「100万円クイズハンター」の司会役として知られます。
八ヶ岳の自然の中で暮らし、子育てをして、その体験談を交えた森づくりやガーデニン
グの本なども出しています。
それだけに、訃報が届いて意外だったのが、死因の「老衰」という言葉。享年85歳。
高齢化が進行する日本では若すぎる死ですが、地球全体から見れば、人間の人口ばかり
が増えて絶滅危惧種が増え続ける中では、案外死は祝福です。
柳生さんの優しさが、老衰という、ある意味、理想的な死になったのかもしれません。
同時に、必要なことこそ「ウエルネス@タイムス」のメッセージである死者に対する供
養です。
この夏、金沢に行った後、東京に行く前に1日余裕があったため、甲府で一泊して、久
しぶりに学生時代のクラブの仲間を訪ねてきました。
ついでに、東京に住む同期の仲間に声をかけて、3人だけの集まりを催すことにして、
甲府駅で待ち合わせました。
例年、同期や同窓の連中が集まる旅行や会合が催されていたのですが、コロナ下とあっ
て、この2年ほどは先送りになったまま。コロナ当初、リモート飲み会が話題になりまし
たが、やはりリアルな集まりに限ぎります。
午後、甲府駅に着くと、折角だからと友人のクルマで、青春の思い出がいっぱいの清里
・清泉寮を訪ねて、いつも行列ができるというソフトクリームを食べ、帰りに2022年
4月16日に85歳で亡くなった俳優・柳生博さんがオーナーを務めた八ケ岳倶楽部で、
名物のフルーツティーを飲んできました。
中庭の一隅には、赤い門扉の建物があり、そこに柳生さんの遺影と献花、愛用の品など
が飾られていました。
花こそ用意してきませんが、代わりにその場を散策し、友とお茶を飲むことで、一人の
俳優の死を悼んできました。
先祖供養が圧倒的に足りないと思われる現在、直接関係ない人の死であっても、なるべ
く足を運んで、できれば花を供えて供養することが、未来への投資となるからです。
掲載写真について
ペンション村として、一時期ブームになった大泉村の一角に出来た八ヶ岳倶楽部。当初
は近隣の別荘族が利用すると思われていましたが、実際には多くの観光客などが訪れる話
題のスポットとなっています。
1970年代後半、人工林だった土地を買い求め、幼かった2人の息子とともに野良仕
事をしながら植えた広葉樹が、いまでは八ヶ岳本来の豊かな雑木林になっています。
遺影などが飾られたスペースは、まるで、死後、祀られるのを用意していたかのような
風情で自然に、神社に参拝するように祈りを捧げたくなります。
散歩道も枕木の道を自ら整備して、中庭やステージなど、雑木林を散策することができ
るようになっています。
清里にある「清泉寮」。週末ともなれば、コロナ下でも観光客がやっててきます。行列
ができると言われている人気のソフトクリームを食べながら、
(次回は、上越線の地下駅「土合」です)
Comments