世界から届く「ウエルネス情報」
民主党のアメリカ社会はジェンダーフリーを目指す日本の将来像?
サラリーマンからビジネスパーソン その昔、ベンチャー企業に関するレポートを書いていたとき、いつからか「サラリーマ ン」と書いた原稿にチェックが入り「ビジネスパーソン」になっていました。 男女雇用機会均等法などができて、女性の社会進出が話題になっていたころ、世相に敏 感なメディア関係者がいち早く「サラリーマン」や「オフィスレディ」などの用語を払拭 し、まとめてビジネスパーソンにしたという次第です。 あれから何年もが過ぎて、日本経済は失われた20年が30年を越えて、少しはジェン ダーフリー全盛の世界標準に近づいたようでも、相変わらず女性の社会進出、地位向上な どでは、先進国では最悪とのデータが毎年、ニュースになっています。 2024年6月、世界経済フォーラムが男女均等の実現度合いを示す「ジェンダーギャ
ップ指数」を発表。日本は146カ国中118位でした。
かつての大和なでしこも形無しですが、その日本は小学生や若い女性が、夜に一人で出 歩けるという世界で、ほとんど唯一の国です。昔から、日本では結婚すると女性は「かみ さん」と呼ばれています。かみとは「上」とか「神」の意ですから、その日本で、女性の 地位が低いというのは不思議なことだと、最近も日本を良く知るドイツ人が語っていまし た。 男女同権、平等が世の中の趨勢ですが、ちがうモノを同じだとする同権・平等を目指す ユートピアが、理想郷どころかディストピアではないのかというのが、2024年5月に 毎月、ハワイと日本を往復する友人から届いたメールです。
* * 彼、彼女を使えない教室 今、アメリカは手のつけどころがないほど、とんでもない、ほとんど最悪というしかな い病んだ状況にあります。 民主党圏の公立の学校では、もはや男女の区別をつけることが差別になります。 生徒は「She(彼女)」とか「He(彼)」という用語を使うことが禁止されていて 代わりに「They(彼ら及び彼女ら)」という男女ともに使用できる言葉で話すように 強いられます。そのため、ひどいところでは性別が100通りもあるということになって おり、同性との性行為の仕方などを保健の授業で始めているところもあります。 ハワイの公立学校はこのような感じなので、わが子はこちらの意見がある程度通る私立 の学校に入れていましたが、社会全体を覆う周りの雰囲気がなんとも奇妙なのです。 今のハワイは子供が外をひとりで歩くこともできないほど治安が悪くなっていますが、 同時に強気な親が子供を学校に行くのに歩いて行かせると、それが虐待したことになって しまいます。 今は首都圏にある日本の田舎(?)の小学校に子供を通わせてますが、友達と登校班で 通い、帰りは自転車で遊び、田んぼの水路でカニを取ったりする当たり前の生活ができて います。 男は男、女は女という当たり前のことや、日々の生活で日本の文化をしっかりと学んで おり、こちらに引っ越してきて本当に良かったと感じています。 「ハワイの様な良いところから、なぜわざわざ日本の田舎に住んでいるのか」と、いつも
言われますが、アメリカのどんなに月謝が高いセレブが通うような学校や勉学に長けた学
校に行くよりも、日本の学校で日本的な人間性を育てるほうが、何倍も良いと感じています。 西洋圏で今日、起きている奇々怪々なポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)が蔓延 した現状は、まさに霊性が退化した西洋文明の成れの果てと言えると思います。 日本の人も良かれと思って、やれハラスメント(差別)だ、イクオリティー(平等)だ と、本来の文化を捨て、西洋化に進んでいる状況の先に何があるのかに、早く気づいてほ しいと思います。 * * 読んでいて、思わず「ホントなの!?」と突っ込みたくなりますが、極端に思えるよう でも、それは確かに友人が体験してきた現実なのです。 そのアメリカでは、様々な面において、これまでの常識が通用しない、何とも信じがた い事態が進行中です。 そんな状況を前にして、その場から離れる以外に何ができるのでしょうか。 これまでも、そうした状況はおかしいとの立場から、様々な取り組み、イベントなどが 行われてきました。しかし、現状はそうした活動をあざ笑うように、ポリコレがまさに正 義になって勢いを増しています。 日本の教育に期待できない現在、やれることは限られているようでも「ウエルネス@タ イムス」では、一つには人間の心身をつくる食に期待する「マクロビオティック」(玄米 菜食)と、もう一つはやはり人間の命と直結している水「νG7量子水」こそが、遠回り のようでいて、確実なものとして推奨しているわけです。 マクロビオティックのこれまでの活動同様、νG7量子水もまた『νG7量子水』第2 章に書かれているように、確実に世の中に変革を促す「ソーシャル・イノベーション」だ からです。
Comments