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戦争の時代にアートは何ができるか? 土屋グループ 銀座ショールームで開催された「浜田由美子展」

更新日:2022年6月4日


 「@タイムス情報」 戦争の時代にアートは何ができるか?

 土屋グループ 銀座ショールームで開催された「浜田由美子展」



 「女の平和」と現代の母

 ロシアとウクライナ間の戦争が続くのを見て、世の中の一般的な母親は自分の息子を戦

場に送りたいとは思わないはずだ。「お国のため」と、仮に送らざるをえない状況にあっ

ても、生きて返ってくることを願っている。

 どこにでも例外はあるとはいえ、それが母親の心情・母性本能である。

 人としての本質的な在り方、命の尊さを身をもって知る母親たちは、息子に限らず、相

手の兵士の死さえも望んではいない。

 その昔、古代ギリシアでアリストパネス作「女の平和」が書かれた理由である。

「女の平和」は、当時のアテネとスパルタの戦争で、男たちが戦争を終わらせるだけの能

力がないのに愛想をつかした女たちが、男たちに自分の体を触れさせないセックス・スト

ライキを行って、平和を実現するという喜劇である。

 男たちが始めた戦争を終わらせられないのは、いまも同じである。

 現代版「女の平和」とは、どのようなものなのか。不動産関連企業・土屋グループホー

ルディングス(土屋昌三社長)の銀座ショールームで開催されていた「浜田由美子展」を

見ながら、そんなことを考えている。




 浜田和幸夫人初めての「個展」

 もっとも「浜田由美子展」といって言っても、たぶん誰も知らない。

 知らなくて当然でもある。今回、銀座で行われた「浜田由美子展」が、彼女の初めての

個展である。

 彼女は元・参議院議員、国際政治学者・浜田和幸氏の夫人であり、長年、夫を支え、子

どもを育て、家庭を守ってきた主婦である。

「ウエルネス@タイムス」記者が彼女の個展を知ったのも、畏友・浜田和幸氏からメール

が届いたことによる。

 その昔、彼の著書『快人エジソン』(日本経済新聞社)を読んで以来、最近の『イーロ

ン・マスク次の標的』(祥伝社)『世界のトップを操る“ディープレディ”たち!』(WA

C BUNKO361)など、ユニークで本質的なアメリカ情報を発信している。

 そんな浜田氏の側で、ディープな情報を知る立場でもあるため、由美子夫人もまたワイ

ドショー情報に翻弄される大半の主婦とは異なる。

 浜田夫人の創作は、もともとはアメリカ在住時代に学んだトールペイントやその後に関

心を寄せた自然の風景や想像の世界を描いた作品を展示している

+。

 トールペイントとは身の回りにある木製品、布、ガラス、ブリキといった様々な素材に

色を塗り、絵を描いた暮らしに密着したクラフトアートである。

 想像上の生き物・龍を描いた絵などもあり、スピリチュアルな方面への造詣が深いこと

がわかる。




 銀座のパワースポット

 個展会場となった土屋グループのショールームは「銀座のパワースポット」と評判にな

っているということだが、5月13日午後3時過ぎ、会場を訪ねると、中から演奏の音が

聞こえてきた。

 個展のつもりで行ったのだが、その日はインディアンフルート奏者マーク・アキクサ氏

のサロンコンサート「愛と祈りの音インディアンフルートと植物のうた」が開催されてい

て、多くの人たちが訪れていた。


 アキクサ氏は、この日のために、植物の声を聞くデバイスBambooを用いて、自宅

から持ち込んだガジュマルとのセッションを行ったというのだが、その日の演奏について

記した彼のブログには「植物って人間には思いつかないようなランダムな音を出してくる

ので、何度やっても宇宙人と一緒に演奏しているような不思議でチャレンジングな体験で

す」と書いている。

 銀座のパワースポットのエネルギーとともに、ひとときの癒しの音楽に触れるという貴

重な体験の場となった。



 アートが必要な時代

 浜田夫人はコロナ前、上海で活躍していた娘(山田ゆかり)が日本に帰ってきて絵を描

いているのに触発され、自分も絵を描き出した。それが、今回の個展になったわけだが、

何事も心に火をつけることができる何かがあれば、学問も絵もアッという間に完成すると

いうことだろう。

 彼女の場合、令嬢の作品づくりがきっかけとなったが、初めに描いたのは、長年家族で

通った近所の公園にある榎の大木だった。榎は子どもたちの成長とともに、ずっと目にし

てきたため、アッという間に描くことができたという。

 それはまるで、自分の力量とは別の何かが作用して、不思議な力に導かれるように、描

くことができたようだ。

 ショールームには、そんな彼女の作品が展示されていた。想像上の動物である龍も、環

境破壊が進行する中で、水と縁のある世界共通の題材である。

 いまの時代に必要なものをテーマにすることによって、彼女なりの時代に対するメッセ

ージとなっているようだ。

 問題はこのすさんだ世界と日本の社会で、多くの日本人がアートを必要としながら、肝

心のアートを素直に受け入れるだけの心の余裕を失っていることだ。

 情操教育の重要性が問われている。そんな日々の中でもなおアートの持つ力、役割があ

ることから、夫(浜田和幸)を支え子どもたちを育てた彼女もまた一緒に活動を始めるこ

とによって、夫と共に戦う同志としての在り方を世の中に示している。



 土屋ホールディングのコンセプト

 会場の土屋グループの銀座ショールームは、札幌に本社を置く不動産関連企業「株式会

社土屋ホールディングス」のショールームである。

 同グループのミッションは「家づくりを通してお客様、地域、社員を豊かにする」とい

うもの。面白いのが、その元になった創業時のコンセプトである。

 創業者・土屋公三の名前から「土」土地、「屋」家屋、「公三」お客さま・社会・会社

の3つの公。つまりは、住宅産業を通して3つの公に奉仕することを天命と感じとって、

1969年(昭和44年)に創業している。物質的・精神的・健康的な「豊かさの人生を

創造する」ことを企業使命感として事業に取り組んでいるという。

 札幌の他、各地にショールームを持ち、銀座ショールームは無料で1月間、貸し出して

いるという。ただし、使用できるのは、一人1回だけ。人気のスペースのため、予約でい

っぱいである。

 社会貢献のため、まさに「ウエルネス@タイムス」同様「良いこと」をやっている人た

ちに場所を提供しているわけである。

 そんな知られざる社会貢献企業の存在に、改めて気づかせてもらえるのも、人とのつな

がり、縁である。




 アーティスト山田ゆかり

 今回の「浜田由美子展」には彼女のアート作品と一緒に、浜田夫妻の令嬢・山田ゆかり

氏の作品「僕とぼく」が飾られ、会場に花を添えている。

 山田ゆかり氏は2018年7月、土屋グループ銀座ショールームで初の個展を開催。展

示した絵の全てが売れたとか。その後も、開催された展示会で、作品がほとんど売れるた

め、手元に作品が残っていないと話していた。

 人気の彼女は「日常の中に忘れてきてしまった ときめきを探しに」をテーマに201

8年より活動と「画集」にはある。彼女は画家としての活動以前、実はバイオリニストと

して20年活躍してきたという。

 そのため「音楽の魅力を可視化するモチーフを中心に、多面的に描いている」と語る彼

女の絵は、照明の位置を変えることでの輝きの変化や、1日の時間の推移による光の変化

と共に「絵からにじみ出る音を眼で楽しんでもらえることを試みている」というものだ。

 音楽からアートへと活動のフィールドを変換させたいきさつ等はわからないが、米メジ

ャーリーグで大谷翔平が二刀流で活躍する時代である。

「一芸に秀でる者は多芸に通ず」というが、元祖二刀流の宮本武蔵は国宝級の書画を残し

ている。

 音の世界から書画の世界へと転身を続ける彼女の作品づくりは、日常の中における「と

きめき」を伝えるため「4つのアプローチが存在する」と、画集「翔」(山田ゆかり作品

集)の創作意図に、そのコンセプトが記されている。

「周りの人たちにいい影響を与えることを続けている」という彼女は、周りの人たちの気

持ちを優しく平和にできるようにするために、何ができるか。そういう姿勢で制作を続け

ているうちに、当然のこととして、いまではビーガン・ベジタリアンになったという。

 芸術家の多くがベジタリアンであるのは偶然ではない。彼ら同様、ベジタリアンになる

ことによって、より研ぎ澄まされた感性と精神性が、戦争と対立の絶えない時代に、芸術

に何ができるのかを問いかけていくことになる。



 浜田かずゆきのニコニコチャンネル

「日本ではあまり関心が寄せられませんが、アートは政治にもビジネスにも欠かせないと

思います」と語る浜田氏だけに、本人も5月開催の上野の東京都美術館における「東京書

画芸術大展」に、令嬢・山田ゆかり氏の絵とともに書が展示されていたが、こちらは残念

ながら行くことはできなかった。

 1回ですべてを済まそうというのは、効率的で無駄がないように思えるが、3回の食事

を1回で済ませば、お腹を壊すことになる。またの機会を楽しみにするのが「ウエルネス

@タイムス」の流儀である。

 とはいえ、精力的な活動を続ける浜田氏は、6月13日には甲骨文字書家の張大順氏と

の2人展が開催される。疲れを知らない活動に、こちらも大いに刺激を受けている。

 そんな芸術一家の長としての活動の傍ら、国際政治学者としては、月4回の「浜田和幸

メールマガジン」と、生放送のニコニコチャンネル・プラス「浜田かずゆきの世界の真実

最前線」を配信中である。

 夫人は自分の個展のことよりも、ご主人のチャンネルが広く世間に注目されることを望

んでおり「主人をよろしく」というのが、夫人からのメッセージである。

 次回は畏友・浜田和幸氏のメッセージをクローズアップしたいと考えている。


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