自衛隊“御用達”の世界オンリーワン技術
次世代酵素商品を開発した「L.E.D.ソリューション株式会社」
西日本エコグリーン会
2023年12月15日、広島市で開催された「西日本エコグリーン会」の第43回講
演会で、プレゼンをする1社として「L.E.D.ソリューション株式会社」の岩前良夫
社長が登壇している。
LED事業に限らず、大手企業や自衛隊など多くの導入実績があるにも関わらず、事業
戦略的にも、あえて目立たないようにしてきた同社は、岩前氏がYouTubeで、その
技術・商品を一部公開した以外に、これまで公開の場で話すことは基本的になかった。
その意味では、会場に大型LEDパネル「見返り美人」を運び込んで、集まった約30
社を前にして、お披露目をする「西日本エコグリーン会」は、かなり珍しい、貴重な講演
会となった。
西日本エコグリーン会は、広島の地元企業がお互いの勉強、情報交換の場として、地域
経済の活性化のための活動を展開している。
プレゼン後には、懇親会もあり、一昔前の異業種交流会のような趣がある。当日の会の
様子は、次回レポートする予定である。
同会でも注目を浴びたのは、大型LEDパネルのようだが、プレゼンでは自衛隊向けの
次世代酵素商品を紹介するYouTube映像を流して、より世の中に貢献できる次世代
酵素事業に力を入れていた。
その技術は、同社のホームページからYouTubeで見ることができるようになって
いるが、次々と紹介される現場での映像は「スゴイ!」というリアルな驚きの声に満ちて
いる。
困りごとを解消する次世代技術
改めて「L.E.D.ソリューション株式会社」(岩前良夫社長)の企業理念を紹介す
ると「他社につくれるようなものはつくらない。世界オンリーワンのものをつくって、世
に出していく」というもの。社名は「時代をリード(Leader)し、地球環境を守る
ための(Environmental)、他社の追随を許さない最先端技術開発商品を製
造(Development)する」ことで、ソリューション(問題解決・対応処理)す
るというものだ。
同社のLED関連事業の内容は、前回(第28号)紹介しているので、今回は化学と量
子物理学の融合による100年後の技術「次世代酵素事業」をクロースアップする。
多くの企業は表向き、地球環境に優しくとか、人間の健康・安全のためと称しながら、
実際には様々な化学物質、石油製品、農薬などの薬剤を用いてきた。その結果が持続不可
能な地球環境の現状であり、持続可能性を謳った開発目標SDGsである。
本当にその言葉通りの開発、製造、販売を行ってきたのであれば、いまさらSDGsな
ど必要ないわけである。
そうした大手企業を横目に、言葉通りに時代をリードする、地球を守るための、世界最
先端技術開発商品を製造するのが、L.E.D.ソリューション株式会社である。
何しろ、原材料は食品および食品添加物という劇薬・毒物を一切使わずに分子結合を瞬
時に切るため、安心で安全、簡単なため、時短そして節水につながり、コスト削減に直結
する次世代酵素商品なのである。
油分分解、悪臭分解、細菌除去を瞬時に行い、除菌・抗菌効果が持続するという従来の
洗剤等からは考えられないような商品となっている。
油分分解などの洗浄分野以外にも、次世代酵素商品の応用分野は広く「世界の食糧難を
日本からなくす技術」にも対応。自然の力(微生物)を高める土壌改良、水質改良商品の
開発・販売。アオコの分解・除去をはじめ、作物を大きく元気にするなど、要はあらゆる
分野の「困りごとの解消」をテーマに商品開発を行っている。
開発できたとしても、公害・副作用等、後に問題が生じて「困る」ようなものでは、意
味がないからである。
もう洗剤は過去のもの
L.E.D.ソリューション株式会社の現在の売上構成は、次世代酵素事業が9割、L
EDS事業が1割ということからもわかるように、スタートはLED商品だったが、岩前
社長が「世の中に役立つ技術」として本格的に展開してきたのが、自衛隊“御用達”技術に
なっている次世代酵素事業である。
自衛隊に限らず、JR東京駅のグリストラップ(油分分離阻集器)、教育機関では宇部高
専など、いまでは全国3000か所で使われている。
もともとは、ある会社から「開発した商品の販売を助けてほしい」と言われたのが、油
分分解酵素だった。岩前社長としては、世界のアップルが採用する商品をつくっているた
め、いい加減な商品は、自社の名前では販売できない。
そこで、その次世代酵素を開発した博士に会わせてほしいと言って、会ってきたところ
「とてつもない技術」だったのだ。
「世の中にまだ出てくるべきではないというか、100年、200年後に出てくる技術だ
ろう」という、その商品が時代を超えすぎているせいか、売れなかったのだ。
様々な会社を渡り歩いてきた岩前社長は、商品を見て、売るには、まず売れる仕組みを
つくる必要があること。そして、売れるルートに乗せる必要があるのだが、いまだプロト
タイプで、商品としは未熟な部分があったため、そこに彼が知っている知識・ノウハウを
加味することによって完成したのが、一連の次世代酵素商品シリーズである。
「洗剤を過去のものにする」という商品群の一つが「Dr.GreastEX」(ドクタ
ーグリストエクストラ)で、悪臭・油分の分解・滅菌をする。硫化水素を分解するため、
グリストラップ洗浄に役立つ。
事実、下水管閉塞により行政指導が入り、対応に困っていた某スーパーで使用している
他、飲食店、一流ホテル、温泉施設など、導入例は多い。
「L740(プロ仕様)」も油分・汚れの分解・除菌を行い、「LACシリーズ」ととも
に食器洗浄、床洗浄、衣類の汚れ(襟・袖口)を除去。悪臭の分解・消臭。魚の生臭さ、
鰻のカビ臭、汗臭さ等の悪臭、アンモニア臭が消える。
「カルジェットP−12」は、ノロウイルスを不活化するなど、ウイルス・細菌の除菌・
抗菌に効果がある。
岩前社長は一般社団法人DSCの技術営業担当部長の名刺を持つように、同社団に技術
を提供。「L740(プロ仕様)」が自衛隊のOEM商品「ABS先任」、「カルジェッ
トP−12」が同じく自衛隊では「JK先任」として導入されている。
各地の自衛隊で、食中毒事件が発生していたこともあり、除菌できて、食中毒予防にな
る「ABM先任(プロ仕様)」は、自衛隊の車両、戦車の部品・潜水艦の潜望鏡の洗浄、
グリース塗れの整備服の洗浄など、実際の現場で、汚れの落ち具合に「満足です」「スゴ
イ!」という映像が紹介されている。
「JK先任」のJは除菌、Kは抗菌の頭文字で、先任とはプロフェッショナルを意味する。
自衛隊では災害時の避難所、室内などの集団感染予防。水虫予防などに用いる。噴霧する
ことで、大幅に感染予防が可能になる。
まざに、自衛隊の困りごとを解消しているわけである。
食糧難を日本からなくすための商品
次世代酵素商品シリーズは、いまのところ業務用が中心だが、規模や用途により、それ
ぞれ組み合わせることでパワーアップしたり、希釈して使用できるなど、様々な場面に対
応できる。まさに酵素パワーとイオンの力による次世代多機能洗浄剤なのである。
だが、目立つと大手企業などに潰されたり、邪魔が入るため、目立たない形にしている
が、それでも実際に使えば使うほど「これじゃなければダメだ」というユーザーが増えて
いて、注文が殺到している状況にある。
その意味では、同社の将来は明るいが、肝心の地球環境並びに日本の未来は暗い。
実際に、世界の人口が80億人を突破する時代に、食糧確保が問題になる。日本は食糧
の大半を海外に依存しているため、有事などの際に、食糧が不足する事態になる。そうし
た事態に備えておかなければならないのだが、政治家も公務員も「アホ(?)」ばかりの
中で、一民間企業ができることは、科学技術の粋を究めたもので、少しでも食糧を確保で
きるようにすることである。
とはいえ、化学肥料・農薬漬けの日本の農地は、土が痩せ細っている。
そうした土壌改良、水質改良のために、自然の力(微生物)を高めることによって「世
界の食糧難を日本から無くす技術」として、次世代酵素技術をさらに進化させた商品が覚
醒粒子(Particulate Stimulator)の「パスティ」並びに覚醒液
体肥料(Awakening Liquid fartilizer)の「アリファ」で
ある。
両方を併用することにより、より多くの現場に応用できる。
6年間そのままに放置していて、何も育たない宇部の耕作放棄地を耕して、パスティと
アリファーを使って、見事に再生している。
この覚醒粒子パスティは拡大すると、多孔質になっていて小さな穴がたくさんある。そ
のため、濾過材になり、窒素を吸着するなど、脱臭に効果がある。
土壌改良商品を使って育てたレタスは倍の大きさになり、通常は根っこが痩せ細って、
葉の中がスカスカになるキャベツの根が豊かで葉の密度が高いという結果になっている。
水質汚染で悪臭などの原因になっているアオコの分解技術については、山口県の代理店
が、藻(アオコ)の専門家である宇部高専の中野陽一教授に、その効果を伝えたところ
「そんなこと、信じられない」との話から、実際に研究室で実験をしてもらった。
結果はアオコが分解されて、水槽が透明になった。だが、何かの間違いではないかと、
4回実験を繰り返したそうだが、結果は変わらなかったことから「学会」での研究発表と
なっている。
まさに、時代を超えた次世代酵素技術なのである。
世界オンリーワンのLED、次世代酵素商品の展開とともに、同社の今後が期待される
ところだか、今後は経営理念にある、常に環境破壊をなくす、環境にいいもの、世の中に
貢献できる商品を開発していくという。
地球の将来が危うい中、ホンモノが流通する時代のフロントランナーなのである。
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