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スプーン曲げの真実について 「ウエルネス」一口知識3


 スプーン曲げの真実について 「ウエルネス」一口知識3



 ユリ・ゲラー再登場に江川詔子さんが噛みついた

 日本にスプーン曲げブームが起きたのは、1970年代のこと、74年のユリ・ゲラー

来日によって、ブームは頂点に達した。

 テレビに映る彼をまねて、各地から「スプーンが曲がった」「止まっていた時計が動

きだした」と言った反響が寄せられ、何人ものスプーン曲げ少年が登場した。

 ブームは週刊誌が、スプーン曲げ少年がテーブルにスプーンに押しつけて曲げたとか体

に当てて曲げたといった映像を隠し撮りすることで、やがて終息していった。

 その後、ユリ・ゲラーは「あの人は今」といったテーマで、たまにメディアに登場して

いた。その彼が久しぶりにメディアの話題となったのが、2019年3月、イギリスのE

U離脱に関してだ。

 そのニュースをテレビ朝日が夜の報道番組で取り上げていたことで、ジャーナリストの

江川紹子さんが噛みついた。スプーン曲げは「インチキ」との立場から、報道番組でそん

なインチキ話を紹介するとは何事だと言わんばかりに「あきれ果てた」とネットで書いた

のである。

 ご丁寧に、立命館大学名誉教授がインチキを証明するため、トリックの手口を公開して

いるとか、オウム真理教の麻原彰晃教祖のいかにもインチキっぽい空中浮揚術などを紹介

して、子どもたちへの悪影響を強調していた。

 少し前の2017年2月には、生物学者の福岡伸一氏が「朝日新聞」のコラムで「スプ

ーン曲げは手品」との観点から「おそらくスプーンはガリウムで出来ているのだ」と書い

ている。

 ガリウムは銀色の硬そうな金属だが、29度の熱で溶けてしまう。ステンレスに似てい

ても擦っているうちに溶けてくるというわけだが、最近の暑い日本の夏では、スプーンを

曲げる前に溶けてしまいそうだ。



 スプーン曲げは本当にある

「みなさん、スプーン曲げを見たことないんだ」と思いながら、ネットで「江川詔子スプ

ーン曲げ」と検索すると、リコーダーをやっている音楽家のブログに「手品じゃなく、こ

すっただけでスプーンが本当に曲がる話」が出ている。

「スプーン曲げは本当に有るのですよー!!と、江川さんに教えてあげたい」とあって、

スプーン曲げがテレビで流行っていた頃、母親もユリゲラーが「さあ、みなさんもご一緒

に」という言葉に合わせてスプーンをこすっていると、カレー用の大きなスプーンが溶け

たようにグニャッと曲がったと、写真入りで書いている。

 華奢な母親が力を入れても、とても曲げられないスプーンだと語っているが、信じたく

ない人には、その体験談も写真もインチキと思うのだろうか。聞いてみたいものだ。



 超能力教室に誘われた

 その昔、新宿3丁目のスナックで、知人女性がスプーンやフォークを雨細工のようにグ

ニャグニャに曲げて、周囲の驚く反応を、一緒に楽しんでいたことを思い出した。

 ある日、彼女の先生に当たる人物が主宰している超能力教室に誘われた。

 本職はイメージトレーニングなどを用いてプロ野球選手などのメンタル強化を担ってい

たトレーナーだが、誘われて行った当日、たまたま関西のテレビ局が取材に来ていた。

 誰か教室関係者・生徒以外の人物はいないかということで、いわゆる超能力取材の実験

台にされた。

 初めに超能力の仕組みについての説明があり、その後、精神統一並びにイメージの重要

性などをレクチャーされた後、名刺による割り箸切りを行った。先生が両手で支え持った

割り箸を、白い名刺で上から剣を打ち下ろすようにして切るというものだ。

「ハイ、どうぞ」と言われて、素直に名刺を薄いハガネのつもりで打ち下ろすと、スパッ

と割り箸が2つに切れた。

 大成功だが、同時に「エッ? なぜ」という思いがよぎった。

「はい、もう一度」と言われて、同じように振り下ろすと、今度は名刺が2つに割けて箸

はそのままだった。

「はい、もう一度」と言われて、なぜ最初は切れたのか。1度目は素直にイメージできた

からであり、2度目は理性が働き、疑う気持ちがあったことから、改めて素直なイメージ

で名刺を振り下ろすと、スパッと切れて、それからは普通に名刺で割り箸が切れることが

わかった。

 その後、スプーン曲げまでやって「あとは、教室の合宿に参加すれば、この辺にいる霊

まで見えるようになる」と言われて、その先は辞退した。



 超能力とは「能力」である

 驚いたのが、テレビ用のパフォーマンスとして、先生が披露した名刺の割り箸切りだ。

それは割り箸を半分に切って、そのまた半分を切って、最後に短くなった割り箸を切ると

いうものである。

 支え持つ側も大変なため、弟子が持っていたが、その割り箸の幅はわずか1~2センチ

程度。そんな割り箸は、ナイフでも刀でも、よほどの達人でなければ切れないという神技

である。

 さすがに2度ほど失敗したが、最後は見事に成功した。

 超能力教室での体験から言えることは、超能力とは能力であるということだ。昔は、多

くの人が持っていた様々な(超)能力が、文字の使用、文明の発展とともに失われていっ

て、いつしか超能力をはじめ見えない世界はないものとされてきた。

 人は基本的に、自分の見たものしか信じない。見たことのないものは、なかなか信じな

い。人から話を聞いて、素直に信じることもあるが、超能力など、目に見えない世界のこ

ととなると、話は別である。

 スプーン曲げなど、映像で見ていてもインチキ・手品にされるのだから、溝は埋まらな

い。そこからわかることは、多くの人は客観的なようで、結局のところ、自分の信じたい

ものしか信じないということだ。



 超能力少年の苦労

 超能力少年には何人も会っているが、彼らに共通する体験などを聞いていると、なかな

か面白い。食事中、お客のスプーンやフォークを「曲がれ!」と念じて、グニャッとさせ

るイタズラをして楽しんでいたり、部屋に散らかったオモチャを片づけるのに、わざわざ

拾いに行かなくても、手招きすると自然にオモチャが集まってくる。彼らは幼少期、そう

した能力はみんなが持っているものだと思っていたという。

 そんな超能力少年の一人、清田益章氏に最後に会ったのは、彼が結婚をした当時で、奥

さんと一緒だった。当時の彼はさんざんインチキとか言われていたため、スプーンを手に

持っただけで、首の部分には触れずに、念じることによってポロリと首の部分から落ちる

というやり方を見せていた。

 それでも、手品とかインチキとか言われるのだから、超能力者も大変である。

 そんな清田氏だが、自分の超能力が何か世の中の役に立つのではないかと考えて「これ

からは精神医療・診療内科など医学に役立つようなことをしたい」と語っていた。


 スプーン曲げが本当だと困る人

 言うまでもないことだが、スプーン曲げなどの、いわゆる超能力には、ホンモノもあれ

ばニセモノもある。手品(トリック)が本当に見えることもあるため、逆にホンモノが手

品・ニセモノにされるという現実もある。

 信じない人、信じたくない人は、写真を見ても信じないだろう。江川さんに「スプーン

まげは本当です」というブログを見せても、たぶん無駄なことだろう。

 なぜ?

「もしかしたら本当のことかも」と思っても、インチキと公言してきた自分の発言が、そ

れこそウソになるのだから、社会派ジャーナリストとしては何とも困ったことになる。

 問題は奇跡を知らず、見えない世界を知らないジャーナリストや科学者が、実際には真

逆の真実、つまりは大きなまちがいを、いかにも正しいことのように論じて、それがおお

っぴらに世間に通用していることであろう。

 そうした有名ジャーナリストや科学者の在り方が、今日のテレビ、マスメディアにおけ

るコロナ騒動の混乱にもつながっている。



 無視されるコロナは治るというデータ

 無名ジャーナリストの仕事は尽きることはないが、一方ではその時代に関する重要なメ

ッセージは、ほとんど届くことはない。残念なことに、その結果、大きな不幸も生じてい

るのだが、その図式はコロナの時代にも変わることはない。

 ノロウイルスに有効という学術データのあるνG7量子水が、コロナウイルスにも有効

だという技術的背景に関しては、「読売年鑑」(分野別人名録)等に記載のあるジャーナ

リストが何年もかけて、多くの現場を歩いて取材して、確かめた事実が『νG7量子水』

(ヒカルランド)として一冊の本にまとめられている。


 その多くの実績・体験談並びに技術的背景の上に、メキシコ・プエブラ州のコロナ患者

の98%以上を快復させたという事実もある。

 コロナに振り回されている医療関係者には「まさか」という結果のためか、その実績と

データは、無視されたままだが、確実にコロナに有効であるという体験談は少しずつ日本

各地から届いている。

 ※YouTube動画「コロナの人体実験の場となった・東京の平山家」を見て!

(次回は、コロナパンデミックと暗黙知について)


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