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●@タイムス情報 「人とペットの幸せ創造協会」その他  NPO法人「QOLサポート研究会」講演会  「WOX学会」(有酸素学会)と呼びたい!


●@タイムス情報 「人とペットの幸せ創造協会」その他

 NPO法人「QOLサポート研究会」講演会


 「WOX学会」(有酸素学会)と呼びたい! 

 2022年11月17日、神奈川県川崎市の「ミューザ川崎」で、NPO法人「QOL

サポート研究会」の第23回講演会が開催されました。

 生活の質「QOLを高める」がテーマですが、前回は植物学が専門の池上文雄氏(千葉

大学名誉教授)による講演「QOLを高める機能性植物」の他、脇谷泰三氏(タフリーイ

ンターナショナル代表)の「次世代ボディコンディショニング」、森川宏昭氏(メダリス

トジャパン)の「オールインワンエナジードリンク」など、毎回得るところの多い講演会

のため、今回も出かけてきました。


 同研究会の松本高明理事長(メディサイエンス・エスポア代表)は、もともと協和発酵

工業の研究室からフランスのパスツールなど、内外の一流企業に籍を置き、ワールドワイ

ドなベンチャーの仕事のやり方、企業並びにビジネスの在り方を自然に身につけてきまし

た。

 素性のよくわからないベンチャー企業とは異なる事業展開とともに、研究開発主体の地

道なチャレンジを続けてきています。

 そんなメディサイエンス・エスポアの、いわば“志”の高さは、多くの先輩研究者など

周りの期待に後押しされて、会社をスタートしたという事情もあります。

 事実、研究開発だけではなく、この手のベンチャーでは考えられないような先見性と使

命感とともに、NPO「QOLサポート研究会」を立ち上げ、講演会を続けています。

 すでに23回を数える年2回の定例講演会の他、健康酸素マスター認定講習会など、そ

の活動は一ベンチャー企業の取り組みを超えている印象です。いわば学会並びにビジネス

業界に代わり、酸素並びにQOLに関する啓蒙活動を展開しているのですから「WOX学

会」(有酸素学会)とでも呼びたくなってきます。

 17名の専門ドクターチーム

 2009年に発足したNPO法人「QOLサポート研究会」は、2014年にNPO法

人化しています。生活や心身の質(QOL)を高め、いつまでも健康で美しくありたいと

いう「思い」の実現をサポートすることを目的にしているため、その道の大家から若手研

究者まで17名のサイエンスドクターチームが企画委員会を構成することによって、様々

な事業を展開しています。

 メディサイエンス・エスポアの研究面とともに、その思いを支えているのが、彼ら専門

家集団というわけです。

 参考までに「企画委員会」のメンバーは、岩田敏(国立がん研究センター中央病院)、

坂内久一(杏林大学名誉教授)、野口いづみ(鶴見大学、日本登山医学会理事)、三好敬

三(昭和大学医学部講師)、萩原敏且(NPO法人QOLサポート研究会理事)、松本高

明(メディサイエンス・エスポア代表)、野口千代子(日本発声医学協会代表)、矢澤一

良(早稲田大学ヘルスフード科学部門長)、李潔(医療法人・社団雄翔会)、野口宏(愛

知医科大学名誉教授)、大槻公一(鳥取大学名誉教授)、猪森茂雄(いのもり脳神経外科

クリニック院長)、井上哲夫(一般社団法人国際毛髪皮膚科学研究所所長)、市村宏(金

沢大学医薬保健研究域医学系教授)、織田慶子(福岡徳洲会病院)、松本美弥子(NPO

法人QOLサポート研究会理事)、中山哲夫(北里研究所名誉教授)という17名の専門

メンバーです。

 第23回講演会は「ペットと筋膜リリースそして発声(呼吸と運動)」に着目。それぞ

れの専門家が登場しています。

 鳥類研究から見たコロナ後遺症

 講演会は、座長を市村宏氏(金沢大学特任教授)と岩田敏氏(国立がん研究センター)

の二人が務め、開会あいさつを兼ねた大槻公一氏(鳥取大学名誉教授)による講演「コロ

ナウイルスの現状」に始まり、越村義雄氏(一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」

会長)の「共生により人とペットのQOLを高める」、李潔氏(医療法人・社団雄翔会)

の講演「筋・気・酸素」について、最後に野口千代子氏(日本発声医学協会代表理事)の

「発声と健康の関係について2」という構成になっています。

 大槻氏のあいさつを兼ねた「コロナウイルスの現状」で、興味深かったことは、鳥イン

フルエンザの研究をしてきた中で、後遺症に関する話です。

 これまでのコロナの推移とともに、新型コロナに関する後遺症が、大槻氏が研究してき

た鳥インフルエンザにおける感染の推移と重なってみえてくるからです。

「鳥類がコロナウイルスに感染すると、いまと同じ重篤な呼吸病であり、それに下痢を伴

っています。ということは、単なる呼吸病ではない。消化器病でもあり、泌尿器病でもあ

る。だからインフルエンザともちがいます」と語っています。

 特にダメージが大きいのが生殖器だということです。

 すでに、オミクロン株以降、コロナ感染者の多くがだるさや疲れやすさなどの後遺症に

悩まされていると言われています。そうした潜在的な後遺症患者が、今後、増えてくるの

ではないかということです。

 大槻氏はコロナはカゼではなく、インフルエンザともまったくちがう人間にとってタチ

の悪い感染症だと指摘しています。変異が簡単に起きることもあり、今後、どのような後

遺症が出てくるか注意が必要です。

ペットは家族より大事!?

 越村氏の講演は、犬や猫、馬、うさぎ、小鳥などの小動物と暮らす人々にとって、ペットとの共生は多くの効用があり、QOLを高めることにつながります。そのペットとの共生は、精神的・肉体的効果が明確な<ケースの他、直感的に感じるものもあります。

 一方、ペットにとっても飼い主との暮らしは、その触れ合いを通して、ペットのQOL

を高めることがわかっているというものです。

 そして、結論は「ペットと暮らすと健康寿命が伸びる」ということです。

 例えば、犬との散歩により、人にもたらされる効果には「幸せホルモン」オキトシンの

増加が見られ、反対に「ストレスホルモン」コルチゾールの減少が見られるそうです。

 アニマルセラピーにより、高齢者にもたらされる効果も同様ですが、面白いのはセラピ

ー犬にもたらす効果が、人よりも大きいということです。まさに人とペットの共生効果を

証明する結果となっているのです。

 その結果、驚きのデータが「人の生活に喜びを与えるもの」に関するペット飼育者を対

象にしたペットフード協会の調査です。

 ペット飼育者計 1位「家族」、2位「趣味」、3位「ペット」。

 犬飼育者計   1位「家族」、2位「ペット」、3位「趣味」。

 猫飼育者計   1位「ペット」、2位「家族」、3位「趣味」。

 多くの人にとって、ペットは家族だという認識で、ペットロスという表現がなされ、ペ

ットの葬儀・位牌・お墓など、人間以上に大切にされている傾向も目立ちます。

 その意味では、驚く結果ではないのかもしれませんが、まさか愛猫家ではペットのほう

が家族よりも大事だとは気がつきませんでした。

 そんな大事なペットのQOLを保ち、高めるのに必要不可欠なものが、散歩。つまりは

有酸素運動、酸素補給です。

 WOXが多くのペットに愛用されているのは偶然ではありません。人間同様、ペットも

多くの酸素を必要としているわけです。

 ペットとの共生は健康寿命が増え、認知症の進行が抑制されるなど、ペット飼育による

医療費の抑制効果もあります。子どものQOLを高める情操教育的効果もあります。

 その意味では、ペット産業とは健康産業、教育産業、平和産業、癒し産業、そして幸せ

産業だというのが、越村氏の結論です。

 皮膚にWOXを塗った筋肉効果

 有酸素運動の重要性は、日常的な運動との関わりから、よく問題になっています。

 そのため、高濃度を謳った様々な酸素関連商品が出回っています。

 酸素カプセルなどのいわゆる酸素セラピーの一つには「塗る酸素」として、高濃度の酸

素を含ませた植物オイルを体に塗り込む方法があり、インドのアロマセラピーなどが、よ

く知られています。

 皮膚から酸素が取り込まれ、血行を促進して、腰痛や浮腫み、冷え性などを改善すると

いった効果があるとされています。

 その効果は明確ではない部分があるとはいえ、人体では消化器官、呼吸器官から取り入

れられる酸素の他、皮膚からの酸素補給もあり、無視できないものがあります。

「医療法人・社団雄翔会」の李潔氏の講演内容は、西洋医学と東洋医学のちがい、特に気

の作用など、見えないエネルギーの働きについて、WOXを皮膚に塗ると、筋肉が柔らか

くなるなどの変化をデータにして説明していました。

 まさに酸素補給水WOXが「塗る酸素」である事実を証明しています。

 筋肉および気と酸素の働きについて、中医学では「気と酸素はお互いに依存の関係にあ

る」とされています。気は血(体の栄養素)を推動させ、血は気(エネルギー)の栄養、

水(血以外の体液)は気の潤滑油であり、血の原料という関係にあるとされています。

 李氏のWOXとの出会いは、筋膜リリースをする際に、いい水が必要だったためですが

いまでは水=WOXとして研究を進めているようです。今後の研究の成果が期待されてい

ます。


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