“くるみ愛”あふれる「世界くるみサミット2025」に行ってみた!? フォトギャラリー 脳に健康に「ナッツの力」を発揮する「くるみの世界」
- vegita974
- 6月3日
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“くるみ愛”あふれる「世界くるみサミット2025」に行ってみた!?
フォトギャラリー 脳に健康に「ナッツの力」を発揮する「くるみの世界」

インターコンチネンタルホテル
2025年4月24日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で、カリフォルニアくるみ協会主催の「世界くるみサミット2025」が開催されました。
テーマは「くるみで始める、毎日のウエルネス」。スローガンは「Nut of Chice,For Good,For Life」です。ナッツ(くるみ)を摂れば健康な毎日を送れるというわけです。
後援はアメリカ大使館農産物貿易事務所、公益社団法人日本栄養士会、公益財団法人日本心臓財団で、健康分野の専門家(医師・栄養士等)、くるみ取り扱い企業、メディア、インフルエンサーを対象にした「くるみサミット」です。
その日、午前10時スタートの「世界くるみサミット2025」は、夕方5時閉会という一日がかりのイベントです。世界の学術的な研究発表、学会だと思えば、そんなものかもしれませんが、くるみビジネスの推進、マーケティングのため、健康関連情報の啓蒙などを目的とした集いとはいえ、その熱意に、ちょっとビックリします。
プログラム内容は、午前の部が、米イリノイ大学、カリフォルニア大学准教授等による講演1「くるみの栄養と健康効果」と、講演2「くるみと腸の健康」について。午後の部が、スペインのバルセロナ大学教授等による研究者発表3「くるみと脳の健康」、研究者発表4「くるみと睡眠」について。その後「日経ヘルス」元編集長の西沢邦浩氏を進行役に行われたシンポジウムという盛り沢山な内容です。

天然の栄養サプリメント
くるみの栄養価と健康効果については、多くのナッツに共通する良質な油脂、豊富なビタミン、ミネラル類など、栄養豊富なことで知られています。
とはいえ、その中でもくるみが栄養面で理想的な「スーパーフード」であり、健康を維持する上で有用な「ナッツ(くるみ)の力」の代表選手だということは、今回の「世界くるみサミット」で、改めて知ったことです。
「カリフォルニアくるみは栄養を豊富に含んだ『スーパーフード』」と、同イベントで配られた小冊子にも書かれています。しかも「100%天然の栄養サプリメント。不飽脂肪酸、必須ミネラルを豊富に含んでいます」とあるのも、講演を聞けばよく分かります。
日々の健康のため、一日に食べるナッツ(くるみ)の量について、何度も「一握り」と説明されていました。「25グラムほど、片手に乗るぐらいの量」です。
ナッツをつまみにお酒を飲んでいれば、ちょうどいい量のようにも思いますが、一般的にはよほど心掛けないと、ちょっとハードルが高いのではないかという印象です。
あるいは、夏場の枝豆(大豆)もナッツの一種です。ビールのつまみに25グラムは、1回で消費してしまいます。当然、ピーナッツよりも、コストがかかります。
それなりの努力とお金を惜しんでは、脳(心)と肉体の健康は手に入らない、そういう時代だということでしょうか。

くるみパンと言えば?
ランチタイムには隣の宴会場でのくるみ料理の試食とゲストによるトークショーが行われました。
広い宴会場には、くるみを使ったサラダからメインディッシュ、デザートまで、さまざまな料理が並んでいました。
トークショーでは「人生の最期に食べたいのはくるみパン」と公言。「くるみパンと言えば鈴木保奈美さん」と言われているようで、今回の「くるみサミット」のスペシャルゲストとして登場しています。いわば民間のくるみ大使のようなものでしょうか。
「噛むことで満腹中枢を刺激してくれる、食感、歯応えが好き」と語っていました。
くるみパンを愛する彼女は「訳のわからないものは食べたくない」と言って、素材の形がわかるものを食べるように心掛けているそうです。
そんな鈴木保奈美さんは、今回、アメリカの生産者が来日して、同じステージに立つことで、彼らがつくる素材の間違いのなさを実感し、それが安心感につながると、そんな印象をコメントにしていました。
ゲストの鈴木保奈美さんの効果でしょうか。その日の夜や翌日朝のニュースになってい
ました。

賞味期限とナッツの酸化
栄養的に理想的なスーパーフードであるくるみですが、ナッツ類は輸入品など賞味期限の他、酸化の問題が気になります。講演後の質問タイムに、その点を質問しようと手を上げたところ、前のほうの女性が同様の質問をしていました。
回答は、酸化しないように保存の仕方をていねいに紹介していましたが、多少、酸化していても、栄養的にも健康的にもさほど気にしなくていいということのようでした。酸化のマイナス面よりも、栄養的なプラスの効果が大きいそうです。
2人目の「くるみと脳の関係について」の講演の後、脳の図とくるみのイメージ像が似ていることから「なぜ、似ているのか、似ているから脳に特別な影響があるのかといった研究はあるのか」を聞いてみたかったのですが、遠慮しました。
たぶん、そんな研究はないでしょうが、テーマにすれば、イグノーベル賞を取れるのではないかと思ったためです。まさか?
会場には料理の写真を事前に撮る時間も用意され、トークイベントに関してもステージ前にメディア席が並んでいるなど、メディアが優遇されていました。
マスメディアが中心ですが、SNS、ネット全盛の時代とあって、特にインフルエンサーが招待されていて、新聞・テレビ等のメディアとは異なる消費者、ターゲットにも確実に届くようにといった広報的な工夫がされていたようです。
試食会場でインフルエンサーの札を欠けていた30代の男性に聞いたところ、ネット上で「世界くるみサミット」の参加者を募っていたので、応募したとのことでした。希望者全員ではなく、フォロワー数などの条件をクリアーした人だけが招待されているということでした。なるほど。
企業並びにメディアによる広報(PR)を考える上でも、興味深いイベントとなってい
ました。
掲載写真について
ランチタイムの宴会場には、ANAインターコンチネンタルホテル東京総料理長が監修
した日本、アメリカ、インド、韓国、トルコ、ドイツ、スペインそしてイギリスの8カ国
のくるみ料理が並んでいました。
世界3大料理と言われる中国、フランス料理を加えれば、くるみの応用レシピはさらに増えます。というよりも、中国料理はかなりくるみなどナッツ類を取り入れています。
くるみを使った様々な料理を見て「レシピが欲しい」というコメントもありましたが、
ビーガンミートボールはさておき、まさかいなり寿司、おはぎが出てくるとは思いませんでした。
筆者はベジタリアンのため、ホテル等のパーティでは実質、食べるものがないことがよくありますが、その日のくるみ料理は「いなり寿司、ビーガンミートボール、サラダ、おはぎ、ウーロン茶、ペリエ」と、十分過ぎるほどのランチタイムとなりました。
参加者にはカリフォルニアくるみの小冊子とカリフォルニアくるみ協会と「くるみサミット」を記念したメモ帳、ボールペン、くるみの絵入りの缶が配られるなど、至れり尽くせりの世界くるみサミットです。
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