top of page

なぜ、反中国の石原都政下、上野にパンダが来たのか? Newsにならない真実 表より裏から日本を支える一般財団法人「梨本宮記念財団」の役目


 なぜ、反中国の石原都政下、上野にパンダが来たのか? Newsにならない真実
 表より裏から日本を支える一般財団法人「梨本宮記念財団」の役目



 ヤタガラスがつなぐ縁

 2023年11月23日、「ウエルネス@タイムス」記者は、久しぶりに「梨本宮記念

財団」による天皇家縁の神道である白川伯王家墓前での祭典に参列した。

 その日は「古典神道と山蔭神道日本超古層『裏』の仕組み」の著書のある山蔭神道の第

80世・表博耀氏をはじめ「八咫烏の『超』日本史」の著者・大加茂真也氏(古代史研究

家)、塩の博士・細井正義氏など、ヤタガラス(八咫烏)に縁のある人物が全国から集ま

ってきていた。

 表と裏、特に今日のような混迷の時代には、表に代わって裏の役割がクローズアップさ

れるべきだという、そのことを実感する出会いの場となった。

「ウエルネス@タイムス」記者も、6代目・梨本宮家を継いだ梨本隆夫代表理事とハワイ

王家7代目末裔であるハワイ自主独立国のバンピー・カナヘレ元首とをつないで、聖地ワ

イマナロにヤタガラス像を届けに行っている。ヤタガラスとは、なぜか縁がある。

 ヤタガラス像は世界平和の象徴として、梨本代表理事の実父・神林茂丸師が出羽三山神

社に奉納した世界平和塔の上に鎮座している八咫烏を模して製作したものだ。

 ちなみにハワイ自主独立国の象徴も、ヤタガラスである。

 裏での仕事に徹する立場としては、通常、陰徳(匿名)を旨とすることから、そうした

事情はニュースにはならない。逆に、皇族以外の系統から養子で梨本宮家を継いだことで

あらぬ誹謗中傷めいたことを言われてきた。

 以前、梨本代表理事が2チャンネルで言いたい放題に貶されていたことに、懇意にして

いた某国家危機管理コンサル企業の社長が「削除したら、どうですか」とアドバイスして

いたことがあった。だが、人の口に戸は立てられない。言いたい連中には言わせておけと

話していた。

 やることをやっていれば、天は見ているからである。

 そして、根本的な問題は、誹謗中傷する彼らが、例えば昭和天皇の戦後処理に関して、

人に自慢できるような何かを行ってきたかということである。





 ニセモノ問題の真実

 梨本宮記念財団が表向きやってきたことの一端は、これまでも定期的に「ウエルネス@

タイムス」でレポートしてきた。

 いまもたまに、YouTubeなどで旧皇族が梨本宮はインチキ、ニセモノといった品

のない言葉を使って、梨本代表理事について貶している。

 不愉快なことではあっても、いちいち反論したり、言い返したりすることは、そうした

相手のくだらない土俵に乗ることでもある。反論自体が時間の無駄ということになる。

 だが、人を「ニセモノ」呼ばわりする連中は、日本の歴史自体、あるいは天皇家に関す

る様々な言い方がなされてきたことを、どう思っているのか。北朝・南朝論争はその一つ

だが、それぞれの立場からは相手はニセモノのようなものだ。また、根強く替え玉説が語

られている明治天皇問題では、幕末の志士に混じって、若き日の明治天皇が写っていると

される。

 その他、天皇家のニセモノ、すり替え、スイッチ問題は表には現れないまま、いまも語

られ続けている。

 問題は「インチキ」「人非人」「人でなし」「畜生にも劣る!」と貶された人間が、ニ

セモノの人間なのかと言えば、実際には人間によく似たサルでも、ゴリラでも、ロボット

でもない。どんな「人でなし」であろうと「人間」だということである。

「地位が人をつくる」とは、良く言われることだが「ウエルネス@タイムス」記者が多く

の皇族をはじめ旧皇族周辺を見てきてわかることは、彼らの本質は「無私」(私がない)

ということだ。戦前、天皇が現人神と言われた理由でもある。

 人間にニセモノがないように、天皇家もまた仮に「ニセモノ」と言われた人物が、天皇

の位についたとしても、不思議とそれに相応しい天皇の役割を演じてきた。つまり、天皇

にもまたニセモノはいない。

 そこではニセモノもホンモノも「表裏一体」。東洋思想の真理と日本の和の本質が、一

元論の極意・神髄として言葉になっている。いわゆる天皇制は、西洋的・合理的なシステ

ムではないが、そのような不思議な力、奇跡の上に、神話の時代から今日にまで連綿と続

いている。

 血統ではなく、霊統こそ大事だということであり、問題はその立場・使命に相応しいこ

とをやるかやらないかである。「ニセモノ」との指摘が、さほど意味がない理由である。

 パンダ来日と3・11東日本大震災

「ウエルネス@タイムス」的には、多くのホンモノとされる旧皇族が日本並びに天皇家を

守るために、何をしてきたのか。いささか心許ないところがあるという印象がある。

 その点、梨本隆夫代表理事はどうなのか?



 2023年11月15日は46年前、横田めぐみさんが韓国に拉致された日のため、新

聞・テレビで盛んに報じられている。しかし、梨本代表理事がいつも言うように、霊的な

問題を解決せずに、国家間の揉め事は解決することはない。それが人間界並びに歴史の真

実である。

 そのため、裏の役割に徹して、30数年間、毎月欠かさず15日の靖国参拝、23日の

白川伯王家墓前での祭典など、慰霊鎮魂・先祖供養を続けてきた。

 だが、実績として、一般に分かりやすい例は、案外、東京都恩賜上野動物園のパンダ来

日かもしれない。恩賜とは「天皇陛下からのいただきもの」ということである。

 中国を「支那」と呼んでいた石原慎太郎都知事時代、中国とは犬猿の仲であり、中国政

府は「絶対にパンダは貸し出さない」と語っていた。その上野になぜか、パンダがやって

来た。実情を知らない者にとっては、石原都政時代の最大の謎である。

 日本では報じられて来なかったパンダ来日のいきさつは、以下の通りである。

 上皇陛下の孫である秋篠宮悠仁親王が恩賜上野動物園にパンダを見に行ったところ、パ

ンダ人形だけが飾られていた。行く度にパンダはいない。動物好きでパンダに会うことを

楽しみにしていた親王の気持ちを察した梨本代表理事は、中国側と交渉するために中国に

渡った。

 当時は胡錦濤・温家宝時代であり、トウ小平の同志である長老に会った際に、事情を話

すと「わかった」と言って、その場で現場に指示をして、パンダの来日が決まった。裏で

の役割に徹する代表理事が、天皇家のために、中国と交渉して得た成果の一つである。

 パンダ来日の2011年3月、記念式典が行われることになり、テープカットのため温

家宝夫人の訪日が予定されていた。

 だが、その直前、3・11東日本大地震が勃発。記念式典は中止になり、代表理事の仕

事が表沙汰になることはなかった。パンダ来日の真相は、陰徳として、関係者にも慎重に

口止めされたことによって、日本のメディアに情報が漏れなかったからである。

 もっとも、そんな事情も通用しない中国では、はっきりと「梨本宮記念財団・梨本隆夫

代表理事がパンダの橋渡し役となった」と報道されている。




 裏の役割の重要性

 染井霊園での祭典に参列した表博耀氏の著書「古典神道と山蔭神道日本超古層『裏』の

仕組み」の表紙には、頭に「縄文・地球王朝スサの王の末裔に告ぐ!」とある。スサの王

とは須佐之男命(天照大御神の弟)、末裔とはその子孫、つまりは日本人である。

 その系統を意識し、山蔭神道80代目の使命を自覚する表氏もまた、先祖供養を重要視

している。それは、彼の表現では先祖供養をすることが「仮に過去生において敵対関係に

あったなどのマイナスの因縁があったとしても、それを解いて和合することができる」と

いうことだ。

 古典神道そして山蔭神道では、一神教に顕著な対立を生む二元論とは一線を画する絶対

的な和を意味する「光一元」を基本としている。

「ウエルネス@タイムス」並びに梨本代表理事が常々言っているところと軌を一にする。

混迷の時代に、出会うべくして出会ったということである。

 表氏は幼くして修験の世界に師を得て、知らず知らずのうちに、神仏習合を基本とする

神社仏閣に親しみ、先祖供養を実践する立場を貫いて今日がある。

 世俗的には美容師のチェーン店を展開。一応の成功を得てきたが、見えない糸、運命に

導かれるように、27歳で美容室の経営を弟子たちに任せて、その後は生駒山に一人籠も

って、修行に励んだということだ。

 美容師という職業は、美を形作る仕事であり、その彼が神楽を今の時代に相応しい創生

神楽として、世界に伝えているのも、美即ちアートこそが、神の意思をわかりやすく伝え

るメッセージとなるからだろう。

 古典神道と古神道のちがいに関しても、いろいろ整理しているが、要は日本古来の神な

がらの道を正しく生きることが大切だということである。その先には二元論の世界とは異

なる、あらゆる宗教は万教帰一、万教同根という教えがある。そこでは、あらゆる対立、

世界の戦争はしょせん兄弟ゲンカである。

 3大修験の地は、出羽三山、奈良の大峰山、そして福岡県と大分県にまたがる英彦山で

ある。梨本代表理事は出羽三山で、表氏は大峰山で修験の修行をしている。

 山蔭神道80世の表氏は、観光庁の日本国エンターテイメント観光大使を務めるなど、

いわば表の世界からも、その活動が期待されている。

 表氏には同じ修行者として、還暦後の円熟味と、梨本代表理事から見たら、まだ若い6

1歳というエネルギーがある。

 神楽の価値と力を伝えることを自らの使命にしているようで、美とアートの世界にも通

じている表氏らしいということか。同じ裏の道に生きる立場としても、梨本代表理事があ

くまでも裏の世界、陰の役割に徹するのに対して、表氏には裏でも「表」という異なる役

割があるようにも見える。今回の出会いが興味深い理由の一端である。

 表氏は著書の中で、菩薩行の一つ「お茶供養」について紹介している。

 つまり、山伏修行では先祖に限らず、いわゆる無縁仏霊に対しても、お茶供養で祈りを

捧げる習慣がある。救われぬ無縁仏にも施しをすることによって、元の場所に帰ってもら

うわけである。

 一元論の真実を伝える重要な役目を担っていると思われる表氏には、特に取材をしたわ

けではないが、著書を読む限り、その説くところは「ウエルネス@タイムス」と同様の考

え方である。




 明治天皇の霊的な後始末

 陰徳に時効があるわけではないが、パンダ来日はすでに13年前のことである。

 しかも、梨本代表理事の仕事、お役目だということは、すでに財団関係者とその周辺で

は良く知られている。下手に隠すことであらぬ誤解を招くよりは、国民、天皇家のために

尽力した事実を明らかにすることで、逆に代表理事並びに梨本宮記念財団の仕事がよりス

ムーズにできるのではないかというのが、今回あえて公開する理由である。

 梨本宮記念財団並びに代表理事の仕事、役目の大きさを考えれば、パンダ来日は小さな

エピソードの一つでしかない。

 事実、梨本代表理事の行動も、これまでとは異なる次なるステージに移っているとの印

象がある。

 代表理事は高齢化の時代とはいえ、今年の3月で86歳になる。だが、高齢とは思えな

いエネルギッシュな毎日を過ごしている。それもこれも、自らのお役目があってのことと

自覚しているからである。

 梨本宮記念財団では、昭和天皇の戦後処理、世界平和のための先祖供養を、これまで中

国、韓国・北朝鮮、フィリピンの3つを中心に行ってきた。

 目黒佑天寺にある北朝鮮の軍人軍属の遺骨が無事、故国にもどれること。フィリピンで

処刑された山下奉文大将、本間雅晴中将らの遺骨を日本に持ちかえること。中国・満州で

の毒ガス跡地の処理並びに遺骨収集のため、あらゆる機会に犠牲者の慰霊鎮魂とともに、

心よりの真を捧げ、祈念してきた。

 そうした活動の一環として、10月には歴代天皇陛下が奉葬されている京都・泉涌寺門

跡内にある光格天皇御陵に御参りしている。光格天皇は、梨本宮につながる閑院宮家出身

である。その光格天皇から、考明天皇、明治天皇そして、今上天皇へと続いていく。

 特に、閑院宮6代目・戴仁親王(伏見宮邦家親王の第16王子)は、1938年4月、

参謀総長として、いまも中国・満州で問題になっている毒ガス使用にサインをしている。

梨本代表理事としては、満州における毒ガス処理の前に、先祖供養をやらされているよう

なものである。

 泉涌寺では、それまで手が回らなかった初代梨本宮・守脩親王(伏見宮貞敬親王第10

王子)のお墓参りにも行っている。荒れて苔だらけの墓をきれいにすると、菊の御紋が現

れてきたという。

 梨本代表理事の活動の広がりの中から出てきた意外な真実の一つである。

 これまで昭和天皇の戦後処理を中心に行ってきた梨本宮記念財団並びに梨本代表理事だ

ったが、実は明治天皇の後始末が行われていなかったとの事実に直面したわけである。

 同時に、明治維新・公武合体後の書かれざる歴史の真実とともに、改めて梨本代表理事

自らの使命と身の回りで起きていることの意味がわかってきているという。

 その一つの例が「ウエルネス@タイムス」第20号でもレポートしている「週刊新潮」

2023年3月9日号で記事にされた一件(旧宮家『梨本宮』に“謎の中国人”養子縁組


 習近平国家首席の義兄弟だという周帆氏との養子縁組などの意味が、あたかもパズルの

ピースを埋めていくように見えてきたわけである。そのベースには梨本代表理事の実父・

神林茂丸師が団長となって、戦後初めてという民間での第1号「訪中慰霊団」としての慰

霊の旅がある。そのときの様子は実母・神林みさを氏が記録した「出羽三山友好訪中団慰

霊行の記」に記されている。

 そこでの出会いと奇跡など、いまにつながる不思議な展開については、次の機会にゆず

るが、とても人間技とは思えない、そうした展開とともに、今後の活動が期待される由縁

でもある。

 山蔭神道の表氏との出会いとともに、梨本宮記念財団の今後の活動に注目していきたい

と思う。



閲覧数:146回0件のコメント
bottom of page