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 ハワイからのメール 「ジュジュベ・クリニック」亀井士門院長 「新型コロナウイルスに関する新しい理論」


 ハワイからのメール 「ジュジュベ・クリニック」亀井士門院長

 「新型コロナウイルスに関する新しい理論」



ナンセンスなゼロコロナ対策

「ウエルネス@タイムス」ではこれまで「コロナは直る」「コロナは怖くない」と、毎回

のようにメッセージしています。インフルエンザ等の感染症同様、免疫力があれば感染す

ることもなく、仮にかかったとしても無症状ないしは軽症ですむためです。

 νG7量子水(ヘキサゴン30によるリバース水)をコロナ患者の治療に用いて、98

%以上が快復しているメキシコのデータを各界並びにメディア等に送ったところ、すべて

無視されたことが、そもそもの「ウエルネス@タイムス」創刊のいきさつです。

 自然の営みに詳しい多くの生物学者や動物学者、霊長類学者などがウイルスと戦うこと

のナンセンスさについて論じています。

 霊長類学者の山極寿一氏(京都大学・元総長)はコロナウイルスについて「細菌やウイ

ルスというのは、目に見えないが、地球上をまだまだ覆って、人間以上に支配している。

そのつながりというものを踏まえた上で人間の暮らしを設計し直さないと、どんどん反逆

される」と語っています。

 当初、コロナを封じ込めたと「ゼロ・コロナ政策」の成功を謳っていた中国での、その

後の状況は、ウイルスと戦うことのナンセンスさをよく物語っています。

 中国では、いまもゼロ・コロナの掛け声だけは盛んですが、中国経済の中心地・上海、

首都・北京の状況は、とてもコロナに勝ったと言えるような状況ではありません。

 中国および世界の2年間が物語っていることは、都市封鎖の有効性に関するナンセンス

さと、そもそもウイルスを自分たちの都合で抹殺しようとか、操作できると考えている人

間の傲慢さです。

            *              *

 



ハワイから届いた「論文」

 2022年4月、ハワイ「ジュジュベ・クリニック」の亀井士門院長による新型コロナ

に関する新しい見解をまとめた論文「自然介入による新型コロナウイルス感染症治療の理

論」が、国際医科学誌「インターナショナル・ジャーナル・オブ・ヒーリング・アンド・

ケアリング」(IJHC)に発表されました。



 同論文が画期的なのは、医学並びに医療界を支配してきた西洋型の発想ではなく、千島

・森下理論に基づく日本発の腸内造血理論をベースに、コロナ禍・コロナウイルスについ

て論じるとともに、自然薬とライフスタイル医学(生活習慣医学)による様々な治療法を

提示していることです。

ライススタイル医学とは、前回の「ハワイからのメール」で紹介しているように、生活

を通して根本的な健康を正すために、簡単に実践できる生活習慣医学です。ベースになる

考え方は、もともと病的な因子が外部から来て、糖尿病やガンになるのではなく、あらゆ

る病気は自分の中から始まっているということです。

 いつの時代も自然免疫で、私たちは病気を克服することで、体は鍛えられ抵抗力がつく

と同時に変異種に対応して生きてきました。

 生物学者・千島喜久男氏及び血液学者・森下敬一医師が半世紀以上前から唱えてきた血

液の「腸内造血」理論は、従来、血液は骨髄の造血幹細胞でつくり出されるとされていた

のですが、その医学界の常識に対して、血液は腸内で造られるという学説です。

 国際的には2018年11月に、幹細胞関係の専門学術雑誌「セル・ステムセル」で、

米コロンビア大学のメーガン・サイクス教授らの研究チームが、腸移植を受けた患者21

名を5年間にわたって追跡調査した結果、「血球は腸でも生成される」ことを証明。いま

では、千島・森下理論は世界の医学界の常識となっています。

 私たちは普段から腸を整え血液を浄化することによって、真の健康体になることができ

るのです。自然免疫を整えることによって、私たちの体はどんな環境下でウイルスに触れ

ても獲得免疫=自己ワクチンをつくることが、最近の研究で明らかになっています。


 ワクチン以外のアプローチ

 IJHC誌に発表された亀井院長の論文は「要旨」に始まり「序論」「背景」「理論」

そして「おわりに」から構成されています。

 最初の「要旨」は、次のような内容です。

「最近の研究で、ワクチン接種率が高い地域ほど、ワクチン接種者との事例を含む新型コ

ロナウイルス再感染の割合が高いことが明らかになった。この大規模なグローバル調査の

結果に基づく発表では、ワクチンだけを優先する現在のアプローチを見直す必要があると

指摘されている。

 健康的なライフスタイルを含む予防対策の必要性は、健康問題の予防と治癒の両面から

研究されており、新型コロナウイルス感染症の分野でも応用できる可能性がある。

 多くの研究は、外因的な病気因子として病気がどのように体内に入ってくるかに焦点を

当てているが、内因的な原因、つまり病気との内的なつながりを研究することも重要であ

る。

 また、自然的なハーブ薬の処方が西洋医学の治療効果を促進するのに役立つという証拠

もある」

 以上、病気は体の外側から攻撃してくる怖いものという西洋型の発想ではなく、実は不

健康な腸と血液によって、体の内側から発生することから、免疫力とともに自然薬が有効

であるというものです。



 自然薬・漢方薬の有効性

 次の「序論」は、以下のような内容です。

「漢方薬による癒し」との見出しで、次のように記されています。

「新型コロナウイルス感染症を治療するための新しい薬が世界中で探されている一方で、

類似する他の問題に対して既に認められている治療法の有用性を検証することも、代替的

な方法でありえる。

 漢方薬などの自然薬、ハーブ薬や酵素、エッセンシャルオイルは摂取することで、免疫

システムを調整し、その機能を高めることができる。

 このように免疫力を高めることで、新型コロナウイルス感染症を予防したり、症状や期

間を最小限に抑えたりすることができる可能性があり、特定の漢方薬の処方が新型コロナ

ウイルスによる死亡率を下げる立証もある。

 自然薬は「非科学的」であるという多くの認識があるなかで現実的には現代の医薬品の

多くは、天然成分から派生している。また、多くの人は「細菌やウイルスを倒す」強い薬

を使うという考えを好む。しかし、これは免疫系が外来ウイルスを中和する間に、自然免

疫を活性化することの利点を無視している」

 以下、割愛しますが、要は自然薬は直接、ウイルスに作用するのではなく、身体の免疫

系に働きかけ、自然免疫を利用することで機能するというものです。


 腸と血液の状態がつくる健康

 同論文の「背景」には「血液の状態と病気の発症」の見出しで、新型コロナ感染症でも

亡くなる人がいる一方、無症状や軽症の症例がもっとも多いことから、次のように述べて

います。

「健康はその人の腸や血液の状態に関係しており、外見的な観察だけで患者を判断しては

いけないということである。腸や血液の状態を健康のバロメーターとして考えることは、

東洋医学に基づく考え方であるが、現在のパンデミックに伴い、西洋医学でも注目されて

いる。今では、腸内の『善玉菌』の減少が新型コロナウイルス感染症の重症化につながる

事がわかっており、また、血液粘度の上昇により血栓症のリスクが高まることから新型コ

ロナウイルス感染症と血液状態の悪化との関係についての論文も発表されている。

 新型コロナウイルス感染症以外にも、ウイルス感染による重症化は、肥満、高血圧、心

臓病、慢性疲労、糖尿病とその他の基礎疾患と関連していることが多く、現在では死亡時

の併存疾患と呼ばれている」


 新型コロナに効く漢方薬

 論文の「理論」は「血液の浄化と後天性免疫」「新型コロナウイルス感染症に効く漢方

薬」「エッセンシャルオイルの治療効果」「発酵食品と腸内細菌叢」からなり、基本的に

新型コロナウイルス感染症にも自然免疫が有効であり、強い免疫システムを維持すること

が重要だと説かれています。

 そのために必要なこととして「適切な水分補給、太陽光からのビタミンD、アーシング

(接地)など」の他、食事や瞑想などによる心身の健康維持が重要となります。

 具体的にコロナに効く漢方薬として第1ステージが葛根湯、第2ステージが麻黄湯、第

3ステージが清肺湯による治療法が紹介されています。

 漢方薬とともに、エッセンシャルオイルの使用、さらには発酵食品を毎日の食事に取り

入れることによって、健康な腸内環境を整えることができることから、様々な発酵食品が

紹介されています。

 納豆や漬物、ピクルスなど。特に、糠漬けなどは乳酸菌、酪酸菌などの多様な種類の善

玉菌を含む優れた発酵食品です。


 自然薬と西洋医学との統合

 論文の最後「おわりに」は、以下ような内容です。

「本論文では、新型コロナウイルス感染症と自然免疫系の関係、および健全な免疫反応を

サポートするために考えられる複数の経路を探った。このような観点に基づき、健康で複

雑な腸内細菌叢をサポートするために、食生活を改善し、発酵食品を食べることが重要で

ある。

 そうすることで、体全体の健康と、免疫系をサポートすることができる。さらに、自然

医学的な療法や生活習慣医学、漢方薬、その他のハーブなどの自然薬を用いて西洋医学と

統合して活用することが重要である」

 要は新型コロナを本質的に乗り越えるために、腸の活性化を勧めることによって、免疫

力を高めることができるというものです。

          *                  *


 千島・森下理論の継承者として

 今回の論文は、査読したIJHC誌から、腸内造血理論は次回の論文に分けたほうがい

いとの適切なアドバイスを受けて、まずは健康並びにコロナウイルスは腸がつくるとの内

容を発表。そのベースになる腸内造血理論は、現在、準備中ということです。

 同論文は、コロナに関する「ウエルネス@タイムス」の主張を間接的にサポートする内

容でもあり、今の時代に、真に有効なメッセージとなっています。

 亀井院長には「どこまで、すぐに受け入れられるかはさておき、まさに千島・森下理論

を継承する者として、彼らの名誉を回復する内容であるとともに、彼らの代わりにノーベ

ル賞を受けるべき内容だと思います」と、次回の論文への期待とともに、エールを送って

おきました。

 大げさなようですが、それだけの価値のある論文だということです。









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