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世界的アーティスト・草間弥生の「反黒人的表現」に思うこと  深窓の令嬢が産んだハネムーンベビーは、黒い赤ん坊だった!


 世界的アーティスト・草間弥生の「反黒人的表現」に思うこと

 深窓の令嬢が産んだハネムーンベビーは、黒い赤ん坊だった! 




 増殖する不平・不満の現代

「口は災いの元」と言いますが、失言で有名な麻生太郎元首相の上川陽子外相についての

発言は、ウケを狙った(?)とはいえ、すでに賞味期限をすぎた人物の発言です。ルッキ

ズムが問題になる時代という以前に、明らかな時代錯誤というしかありません。

 しかし、ブス(失礼!)か美人かは蓼食う虫も好き好きで、誰かが判断できる問題では

ないことも確かです。

 失言は「大目に見て下さい」というのが「ウエルネス@タイムス」的なメッセージです

が、世間は自分の失敗・失言には甘くても、他人には厳しい。そんな時代です。

 それにしても、失言なのかどうか。昔は問題とされなかったことが、いまは許されない

ことが、毎日のように起きています。

 果して時代は、私たちが望んでいるような方向に向かっているのでしょうか。

「ウエルネス@タイムス」第29号で、ジャニーズ問題に関して「男性(女性)止めます

か、人間止めますか?」をレポートして、一部で絶賛・注目されたジャーナリストT氏に

改めて続編(?)のレポートをお願いしてみました。

 本人曰く「続編ではなく、たまたま思ったことを綴ったものです」とのことでした。


          *                 * 

 2024年1月29日の「日経」文化欄には「アートと人権(下)」の記事が載ってい

て「草間弥生が反黒人的表現に『深い後悔』を表明した」との書き出しで、2023年1

0月、世界的な米美術誌「アートニュース」の電子版に衝撃的な見出しが踊ったとある。

 発端は、古い話だが、彼女が2002年の自伝で、黒人について「動物的なセックス・

テクニック」と評したり、かつて暮らした街の不動産価値が「黒人が表で撃ちあったり、

ホームレスが寝ていたりするから」下がったと書いたりして、複数のジャーナリストが問

題視していたというものだ。

 草間弥生などは、どちらかと言えば、自身はイエローの立場から、本来、黒人の理解者

であるはずだ。しかも、その発言が間違いかというと、必ずしもそうではない。黒人も多

種多様であるとはいえ、オリンピック等を見れば、彼らの身体能力は群を抜いている。

 また、最近はさておき、ニューヨークのマンハッタン北のハーレム地区は、かつて荒れ

た危険地帯として有名だった。



 ハネムーンベビーは黒い赤ん坊!?

 何事にも例外があるが、昔、ハワイに新婚旅行に行った群馬か栃木県の名家のお嬢さんが、ハネムーンベビーを産んだとき、実は黒い赤ん坊だったことがわかって、大騒動にな

ったことがあった。

「女性自身」で記事になったかどうかは忘れたが、雑誌にネタを提供していた情報提供者

のAさん(後の作家)が話していたことがある。

 旦那さんは慣れない海外ということもあり、いつも彼女のそばを離れなかったので、彼

女が黒人とセックスする時間などなかったというのだが、ではなぜ黒い赤ん坊が産まれた

のか。

 彼女が泣きながら話したことは、たった一回、何かの用事で一人でエレベーターに乗っ

たときに、同乗した黒人に強姦されたのだという。フロントから自室にもどるわずかな時

間、まさにある種の動物のセックス同様、瞬間的に襲われた結果、妊娠したというわけで

ある。

 その後、新婚夫婦がどうなったのか。彼女と黒い赤ん坊がどうなったかはわからない。

ただ、新婚旅行から帰ったお嫁さんが黒い赤ん坊を産んだという話は、田舎町だけに、噂

話として瞬く間に広がったという。


 トランスジェンダーチームの勝利

 草間氏の話は、あくまで個別の事例であり、その意味では例外的なケースと言えないこ

ともない。だが、自分が見た真実、リアルな体験談でもある。

 言論の自由、男女平等、ダイバーシティ(多様性)と言われながら、そうした標語・風

潮とは異なる現実が、世の中を覆っている。

 個人的体験については、ラジオやテレビショッピングの健康食品、サプリメント等の世

界が参考になるかもしれない。

 そうしたコマーシャルでは、科学的な証明、エビデンスがない場合、医者でもない人間

が、あるモノで「がんが治る」というと、薬事法違反などで捕まるが、個別的事例、体験

的な事実は「効果・体験には個人差があります」「あくまでその人個人の感想です」とい

った注釈が付いて回ることで、いまでも大っぴらに登場している。

 草間氏も「個人的体験」と言えばすみそうなものだが、健康問題ではなく、人権等の微

妙な問題に関わることなので、そうはならない。

 誰が始めたのか、その本当の狙いが何かはさておき、確かに「ブラック・ライブズ・マ

ター」はリベラルな時代の正義となっている。

 2024年2月13日のニュースで、カナダのトランスジェンダーの女子バレー選手が

5人登場して、本来の女子たちはベンチで観戦。チームメートである元男性たちの活躍で

相手女子チームを圧倒したと話題になっていた。

 と思ったら、同じ2月、米女子バスケットボールでもトランスジェンダーの選手が所属

するチームが優勝して物議を醸しているという。

 こうなると、マンガというか、トランスジェンダー、性的マイノリティなど、LGBT

時代の正義というか、勝利を如実に示すものとして喜ぶべき成果だと、皮肉をいうしかな

い。

 実にナインセンスな現実が罷り通る時代になっている。

 男(女)を止め、人間を止める前に、クレーマーの彼らは、最終的に何を求めているの

か。前回伝えた不倫もなく、表向き贈賄も差別もない平等で平和な理想社会は、中国とい

うことになる。



 みんなちがってみんないい

 ダイバーシティ=多様性は、簡単にいうと、童謡詩人・金子みすずの「みんなちがって

みんないい」という、以前、公益社団法人ACジャパンの公共広告として、メッセージし

ていた世界だが、現実はどうか?

 最近はトイレなども問題になっているが、彼らの主張を入れていけば、やがてミス・イ

ンターナショナルなどのコンテスト、あるいはそもそも紳士の条件とされたレディファー

スト自体が、おかしいということになるのは目に見えている。

 なぜ、オリンピックその他、相変わらず男女別なのか、一緒にすればいいという意見が

出てこないのが不思議なぐらいだが、結局は都合のいい主張だけを大きな声でいう勢力が

頑張っているためである。

 真実を謙虚に見つめれば「男女平等」という大前提からして、間違っているというしか

ない。同じではないものを同じだとすれば、間違って当然である。

 もっとも、時代はそのうち、男も子どもを産めるように進化を遂げそうな勢いにあるか

ら、大きな声では言えない。

 結果、素晴らしい未来がやってくる。「本当にそれでいいのか?」は、人それぞれが決

めることである。

 だが、もう一つ、クレームをつける、人を裁くことに熱心な人たちが忘れていること、

あえて触れないことがある。

 時代に都合のいい真実は、その昔、新大陸発見と喜んでいた文明国が、南米のインカな

どの民族、文明文化を抹殺したため、彼らは文句を言うことはできないということだ。ア

メリカの民主主義もまた、先住民を徹底的に排除した上に成り立っている。

 安直な正義は力によって、拡大再生産して、さらに増幅・増殖を続けていく。どこまで

行くのかは、いまのところ未定だが、彼らからの贈り物としてのDNA、歴史的遺産は、

確実に戦争の絶えない平和とはほど遠い今日の文明社会をつくっている。



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