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2025年7月5日の大災害 「なぜ、予言は外れるのか!?」  予言はいつも「神」からのメッセージである        ジャーナリストT氏

更新日:5 日前

2025年7月5日の大災害 「なぜ、予言は外れるのか!?」

 予言はいつも「神」からのメッセージである        ジャーナリストT氏


 気象庁長官の記者会見

 まさか、2025年6月半ば、気象庁長官が「7月5日に日本を襲う」との地震・大津波による大災害に関する予言についてコメントするとは思わなかった。気象庁とはいえ、立派なお役所である。

「現在の科学的知見では、日時と場所、大きさを特定した地震予知は不可能。そのような予知の情報はデマと考えられる」との注意を促している。まさに、7月5日に関する予言が、大きな社会現象となっている証拠である。

 とはいえ、科学万能とされる時代に「地震予知は不可能」との、気象庁長官の発言は、「科学は絶対ではない」という、正直なコメントとして評価される一方、責任ある立場としては、いささか情けない。

 一体、これまで国が地震予知にどれほど莫大な時間と研究費を費やしてきたのかを考えれば、嘘でも「気象庁の調査結果・予知情報によれば、7月5日の大地震・大津波が来るとの予言は、一般市民を惑わせるデマの類である。社会に混乱を招くようなデマに惑わさ

れないように」とでもコメントすれば、地震研究が無駄にはならかったようで、良かったのではないか。

 フェイク(虚偽)とファクト(真実)が、同じ情報として流れるF情報の時代である。

嘘でも、科学並びに気象庁の権威を守るため、情けないコメントはナシにしてほしかったと思うのは筆者だけではないと思う。

 新たな著書『天使の遺言』

 冗談はさておき、7月5日の予言が社会現象であることは、予言が日本だけの現象ではないこともある。台湾・香港をはじめ、アジアへと波及して、7月はインバウンド客が激減するとも言われている。ホントか?

 予言の日である7月5日説は、2011年3月11日の東日本大震災を的中させたと話題になった女性漫画家・たつき諒氏の『私が見た未来・完全版』(飛鳥新社)に「本当の“大災害”は2025年7月にやってくる」とのメッセージがひとり歩きして、日本や海外のSNSを通じて拡散したということだ。

 結果、気象庁が「デマ」として異例の注意喚起を行っている他、「ノストラダムスの大予言」ではないが、社会現象としての「デマ」の広がり方について、予言の歴史を振り返り、今回のような騒動が昭和の時代から繰り返されてきたと「流言とデマの社会学」の面からも語られている。

 流言とデマの影響に関しては、アメリカの社会学者ロバート・K・マートンが、1930年代のアメリカで銀行倒産の噂により、預金取付け騒ぎが起こって経営破綻に追い込まれた現象を「予言の自己成就(自己成就的予言)」との用語によって説明している。彼の名前を出して、今回の予言騒ぎを分析している識者もいる。

 もっとも7月5日に大災害が来ると予言したたつき氏は新たな著書『天使の遺言』(文芸社)を出版。問題の7月5日について「何かが起こる日というわけではない」と軌道修正している。

 予知夢はさておき、また関東大震災を予言し的中させたという「大本教」の教祖・出口王仁三郎のケースを持ち出す人もいるとはいえ、今回、気象庁をはじめ多くの有識者が語る予言に対するデマ論や評論に欠落しているのが、7月5日に関して「天=神の声を聞いた」という人たちが登場してこないことだ。

 予言がこれまでにないような展開を見せている今回、あえて筆者が「なぜ予言は外れるのか?」を書く理由である。

 天=神からの警告

 7月5日の予言に関しては、すでに2024年11月の「ウエルネス@タイムス」第39号の「第2回世界大使サミット」に関するレポートの中で紹介している。

 そこでは隕石の衝突による地球の破滅として、日本の湾岸地区に住む大量の外国人、強欲資本主義の覇者たちが、ノアの方舟ではないが、津波により一掃されて、生き残るべき真の日本人が救われるとの見方を紹介している他、予言を阻止したケースとして、血盟団事件に連座した元右翼氏が、一時期、盛んに予言されていた富士山大爆発を止めた事例を紹介している。

 元右翼氏はすでに鬼籍に入っているが、予知夢を見たというたつき氏ではないが、筆者の周りには天の声、神からの警告を得たという何人もの人たちがいる。

 去年、亡くなった友人は、宇宙からの交信を続けていて、地球に対する様々な警告をメッセージしてきていた。彼の警告は、いまもなお有効である。

 今年、訪ねていったクリニック医師は、事前に3・11東日本大震災の到来を知らせる神からの警告を受け、大地震・大津波に備えて、被害を最小限に抑えている。今回も7月5日、大災害が東北地方を襲うとの神からのメッセージを得て、早い時期から準備を整えている。

 また「ウエルネス@タイムス」関係者にも、天の声を聞いて、7月上旬は「東京を離れて安全な場所でジッとしている」という人物もいる。彼は天の警告というよりも、神の怒りと受け止めているようで、日本の太平洋岸は地震による大津波で大災害が起こるとか。

われわれ人間にできることはさしてないが、せいぜい良いことをするようにと、それが救われる道だと周囲の関係者に伝えている。

 みなさん至って真面目なのは、これまでも常に天や神の声・指示を受けてきたため、今回だけ拒否する理由などないためである。

「天災は忘れたころにやってくる」とは、よく言われることだが、油断をするときに、よく起きる。その意味では肝心の7月5日ではなく、案外、7月5日からしばらくして「何も起こらなかった。やっぱり、ただのデマだった」と安心して、天=神の警告を忘れたころに、大災害が起きても不思議ではない。

 創造神・唯一絶対の神

 いわゆる創造神は通常、唯一絶対の神とされるが、宇宙・地球・世の中を見てきてわかることの一つは、世界は究極、一元論で成り立っていることだ。そこでは、無は有、一は無限、生は死、善は悪など、すべての対立するものは、その裏表、要するに一つであるということである。

 優れた学者はそれとなく気がついているが、原子はもちろん、最小の単位の一つ、電子などにしても、われわれは常識的に同じ一つのモノのつもりで考えているが、実は人間の顔、指紋が人それぞれ異なるように、極端なことを言えば、一つとして同じモノはない。

ちがうから、同じ結果が出るはずの最先端物理学などの世界では、再現性とは異なる答えが出てきて、突然変異など、その不具合を謎のまま残す用語を発明して、何とか辻褄を合わせようとしている。

 実際には、同じ一つとされているモノがみな同じではなく、それぞれ原子の集団、電子の集団というように、それぞれの個性をいくつか統合して、その特徴を捕らえることによって、より真実に近づくことができる。

 唯一絶対と言われる神も、案外、神の集団としての特徴を持っているのではないか。そう考えると、予言は外れて当たり前である。

 天=神の声は、常に地球並びにそこに住むわれわれに届いている。問題は、その声が一部の人には届いていても、大多数の人には届かないまま、持続可能性が問われる地球の危機的な状況を招くまでになったことである。

 そんな地球に誰がしたのかを考えれば、天変地異、異常気象、近年の地球を襲う様々な現象は、人間の傲慢な振る舞いの当然の結果である。

 環境活動家、地球環境学者の怒りの告発に耳を傾けるまでもなく、現在の地球は神の怒りを受けて当たり前の危機的な状況にある。つまりは、神に警告されなくても、何とかしなければ将来が危うい。

 たまたま「ウエルネス@タイムス」でも「先祖供養は未来への投資!」とのメッセージを続けているが、その究極の先祖は宇宙である。

 ちょっと想像力を働かせれば、英国のジェームズ・ラブロックの「ガイア仮説」からわかるように、地球も生命体である。暑くて服を脱ぎたくなることもある。どこかが痒ければ、何気なく掻くこともある。

 人間には当たり前の対処法・行為でも、地球規模となると、そうは行かない。と、考えれば、台風にしろ地震にしろ、それは地球の息抜きや欠伸のようなものである。

 その意味では、予言するまでもなく、大災害はいつ起きても不思議ではない。

 問題は、それが予言として時に大きな話題となることだ。

 映画「地球の静止する日」

 なぜ、予言は外れるのかは、何人もの人たちが聞いた7月5日に関する警告(予言)がそれぞれが信じる天=神からの警告・メッセージだからである。

 そして、なぜ予言が外れるのかを考えるヒントは「神はどう考えるか?」を想像してみることだ。

 どういうことか。

 2008年に公開されたアメリカのSF映画「地球の静止する日」のテーマは、持続可能性が問われる21世紀の今日、なお有効である。

 地球を救おうと、宇宙からやってきた主人公の使命は、何と「地球を救うには“地球の害虫”と化した人間を滅亡させる以外にない」との皮肉な結論、解決策であった。

 映画では、作戦が実行される中、以前から地球に来ていた宇宙人が「人間にも良いところがある」と伝えることによって、最後は地球滅亡作戦を撤回。宇宙に帰っていく。

 宇宙人はさておき、天=神にとって、地球を破滅に導く愚かな人間たちにガツンと鉄槌を下すのは簡単なことだが、人間にも愛すべき点は少なくない。もう少し様子を見ようかという思いになっても不思議ではない。神もいろいろである。

 警告は常に有効でも、災害が破滅的な危機とはならない理由でもある。

 同時に、予言を聞いて警告を発する人がいる一方で、問題の7月5日に何も起こらないように、反省とともに安全を天=神に祈る多くの人たちがいる。

 彼らの祈りは、これまでも地球に危機が到来するとされた日に、逆に予言を回避するための力となってきた。

 そこでは、人々の意識が行動を左右するという現代の量子物理学の成果を持ち出すまでもなく、高い意識がすべてを可能にすると信じられている。

 7月4日の米独立記念日

 もう一つ、7月5日が、今回注目されるのは、予言に関連づけては話題となっていないが、実はその前日の7月4日がアメリカの独立記念日だからである。

その7月4日は米国の独立記念日=米軍の重要な記念日でもある。

 筆者に届いているアメリカ情報では「トランプ革命」と世界では言われているように、トランプ大統領が強気の姿勢のまま世界を混乱に陥れているが、それが可能なのも、彼の強気の裏には軍(総合参謀本部)がついているからだと言われている。

 そこでは、例えばイスラエル・イランに対してトランプ大統領がやっていることも、出来レースだとされている。戦争に加えて、地震等の大災害が話題になるのも、米国の独立記念日(日本時間7月5日)の翌日が7月5日だからであり、その日、世界が大きく変わることになることが期待されているからでもある。

 7月5日に「この日に大地震・大洪水・大災害が起こる」との世紀の大予言は、果して予言通り、日本を襲って大変なことになっているのか。あるいは、その翌日、空振りに終わったことがわかるのかは、すぐに明らかになることである。

 6月末に書いた、この「予言はなぜ外れるのか?」という筆者のレポート自体、その予言(?)が外れて、噂通りの未曾有の大災害が起きているかもしれない。

 予言は当たっても当たらなくても、似たようなものである。

 その意味では、予言は外れたほうがいいのか。当たったほうがいいのか、どちらかを選ぶかによって、答えは変わってくる。選ぶのはあなただとすれば、たぶん自らにとって良い予言を選ぶべきである。


 
 
 

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