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「ウエルネス@タイムス」第45号 ヘッドライン

「ウエルネス@タイムス」第45号 ヘッドライン


 世間はコロナ明けのゴールデンウィークでにぎわっているようですが、ジャーナリズムには日曜日もウィークデーもありません。その言葉通り、毎日を相手にする仕事だからです。

 休日でも仕事がある一方、平日でも仕事がなければ、休日のようなもの。“毎日が日曜日”のつもりで臨むか、平日でも“常在戦場”の覚悟で臨むかは、本人の気分次第です。

 そんな訳で、世間のゴールデンウィークを横目に、特に予定などなければ、家でジッとして過ごして、気が向けば作家・坂口安吾が遊んだ海など、近隣に散歩に出る程度です。

 その代わりというわけでもありませんが、4月上旬、仕事を兼ねて、阿賀野川沿いの咲花温泉に2泊してきました。広い貸し切り露天風呂を満喫した温泉滞在は、たまたま雨模様でもあり、仕事がはかどったのは何よりです。

 雨も上がった4月最初の土曜日は、桜が咲き始めて、絶好の行楽日和です。

 帰り道、咲花駅に向かう線路脇にミニパトカーが止まっていたので、何かと思って見上げると、線路脇でカメラマンが写真を撮るために屯していました。斜面にはカタクリの花と雪割草がちょうど花をつけていました。

 10時過ぎ、無人駅で列車を待っていると、来るはずの列車がずいぶん遅れています。

 駅ホームでカメラを抱えた高齢者が3脚を立てて準備をしているので「ずいぶん列車が遅れてますね」と言ったら、気がついてはいないようで、逆に「SLですか?」と聞かれました。

「えっ、来るんですか?」というと、その日、新津・会津若松間の「SLばんえつ物語」が再開するとのこと。カメラマンが待っていたわけです。

 2人の子どもを連れた母親が駅前にクルマを止めて、ホームにやって来るなど、SLは撮り鉄ばかりか、ファミリー層にも人気です。

 インバウンド客に限らず、鉄道は貴重な地域の遺産、日本の観光資源ですが、新幹線ばかりが脚光を浴びる中、地方の鉄道は万年赤字とあって、災害や事故で止まれば、バスの代替輸送が始まるなど、そのまま日本の弱体化に直結しています。

 いわゆる国際化・世界標準とは、日本の安全が脅かされ、水が有料になるなど、古くからの日本の良さが失われることです。

 そんな中で、鉄道も地方から次々に消えていく運命にあります。

 その姿は、インバウンドの時代に目先のカネと効率を優先して、貴重な地域の遺産、日本の観光資源の喪失という形で、日本の弱体化につながっていくことになります。構造改革・民営化の限界を象徴するものだからです。


●すべてのキーワードは「日本の弱体化!?」である。

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「ウエルネス」とは、私たちが暮らす世界を健全で、より良き状態を維持するために、必

要とされる普遍的な価値であり、目標とすべき考え方・生き方です。

 もともと「ウエルネス」Wellnessは、英語の形容詞Well(良く、健康な)

に、名詞を表すnessからできています。一般的には健康な社会生活を送るため、食生

活の改善や適度な運動などを、総合的に取り入れた生活スタイルを意味します。

 広義には身体的、精神的な健康に限らず、その基盤となる環境の健康、社会の健康をも

含めた考え方・生き方を言います。

「ウエルネス@タイムス」は、人々の健康・安全とともに、広く世の中の健康・安全に役

立つ情報を、フレキシブルに提供するソーシャル・メディアを目指しています。

                      ひとりシンクタンク2010 代表



 
 
 

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